夏である。
小金沢連嶺以降、5月末から、谷川岳(1977m)、八甲田山(1584m)、木曽駒ヶ岳(2956m)、大菩薩嶺(2057m)と登り続けてきたが、この連休に八ヶ岳の硫黄岳(2760m)-横岳(2829m)-赤岳(2899m)を1泊2日で縦走してきた。上の写真は横岳に至る稜線の台座ノ頭付近からだが、その景色の通り、山はすっかり夏本番になった。
自力で本格的な夏の高山を登るのも、同じく自力で2700m超の山々を縦走するのも初めてだったが、高山の厳しさも体力のキツさも、道中での思いがけないイベントも、みんな楽しく感じられる登山だった。
縦走と言うと、高尾-陣馬のルートも縦走だし、奥多摩の石尾根も縦走だし、小金沢連嶺もやっぱり縦走なのだが、2500m超の高山の縦走はそれらとは全く異なる種類のものだと今回の山行で思った。出発時の荷物はおよそ13キロ弱。1日目は美濃戸口から赤岳鉱泉小屋までで3時間弱。2日目は、赤岳鉱泉小屋-硫黄岳-横岳-赤岳-文三郎尾根-行者小屋-南沢-美濃戸口で、休憩込みで11時間の行程。かなり綿密にペースをコントロールして登ったので、稜線では大きく問題はなかったが、さすがに最後の南沢の長い下りのあたりから足腰が厳しくなり、クタクタになりながら美濃戸口に帰還する有様だった。
もちろん、初日に硫黄岳あたりまで登ってしまい、硫黄岳山荘に泊って2日目の行程を短くするとか、あるいは2日目に赤岳天望荘などに泊まって2泊3日の行程にするのがこのルートのセオリーだろうと思うのだが、梅雨明けギリギリかどうかの天候予想で初日に稜線に上がれるか微妙であったことと、赤岳鉱泉からアプローチした方が2日目の行程を天候に応じて自由に再設定しやすいこと、稜線から下りてしまえばあとは危険度の低い、長く高度差の緩い道が延々と続くだけであること、またさらに、3日目の祝日は非常時のための予備日としたかったこと・・・などから、その行程で計画した。
帰りはかなりきつかったが、体力と筋力を限界まで使いながらもきちんと何事もなく下りてこられたので、いろいろと得るものが多い山行だった。反省すべき点もたくさんあって、同行者と話していたのだが、でもそんなことが豊富に出てくるのも充実した登山だった結果なのだろう。改めて実感したが、八ヶ岳は本当に近くて楽しい山だと思う。もっともっと通い詰めて、たくさん付き合ってみたい。
行動中に一つ思ったのは、登る人が実に多様だったこと。
一般的な登山者から、カラフルな山スカートの女子たち、大同心を登るクライマー、明らかに登山ではない観光の服装の男女、巨大なザックを背負った長期縦走風な山ヤ、部活動らしき若い集団、簡単なリュックサックの家族連れ。
装備に関しての賛否は確かにあろうかと思われるが、でも、それでも、八ヶ岳という山は確かに「みんなの山」なのであろう。
自分たちの夏山はまだまだ始まったばかりだ。
ずっと更新できてなかったが、山は相変わらず登っている。GWの天川以降はカタクリの群生で有名な奥多摩・御前山と、山梨の小金沢連嶺に行ってきた。写真は小金沢連嶺での一枚。ここは大菩薩連嶺の南側に南北に延びる山々で、秀麗富嶽十二景の指定箇所が五カ所もあるため富士山の展望が素晴らしく、また笹平や深い原生林などバラエティに富んだルートである。とはいえ、大菩薩に比べたらマイナーで人も少ないだろうと思ってたのだが、甲斐大和駅発のバスからは以外に多くの人が降りて、思いのほか人気のルートだった。
行ってきました天川村。そして、はじめての大峯奥駈道。
写真は、弥山(1895m)から見た八経ヶ岳(1915m)。立ち枯れているトウヒを従えたその姿は、なんだか不思議な美しさがあります。かなりの山奥にあるため、この姿は麓の方からはなかなか見られません。
29日に天川村入りして天河弁財天社や栃尾観音堂などを回り、翌30日に弥山、八経ヶ岳を登り、そして5月1日には稲村ヶ岳と大日山へ登りました。その後は同日の夕方に天川村を発ち、橿原神宮でザックや山道具関係を宅急便で発送し、レンタカーを返して、電車で五条まで移動して旅館へ素泊まりし、翌日の2日に朝から五条を出て高野山へ行き、奥の院まで歩いてお礼参りをして、夕方から大阪周りで帰京するという流れでした。
今日はさすがにくたくたでゆっくり休みつつ、この登山旅行を振り返っていました。
それにしても、初めての大峯山脈、あこがれの大峯奥駈道は、驚きと喜びに満ち溢れてて、楽しさ満載でした。
どの体験もあまりにも刺激的で、なかなかまだ頭の中が落ち着かない感じですが、これからゆっくりと書いていきたいと思っています。
夜行バスへ向かっています。深夜前に東京を発って、翌朝に京都着予定。
かなりわくわくしてます。
土日の那須岳(茶臼岳)は実に天気に恵まれて、最高の春山のコンディションの中で登ってきました。雪が思ったよりも残っていて、適度な湿度と気温で、実に快適でした。
現在電車のため、写真はこちらをご覧下さい → http://movapic.com/sunadori
宿は、温泉に詳しい人には秘湯で有名だという大黒屋に宿泊しました。自分たちは明治2年に建てられたという旧館の部屋で、すきま風でかなり寒かったでしたが、年季の入った雰囲気がとっても気に入りました。温泉は桧の内湯だけに入りましたが、確かに素晴らしかったです。あれは本当に病みつきになるのがわかりますね。
登った茶臼岳は活火山で、硫黄のにおいがきつい火口付近を歩きました。ものすごい勢いで水蒸気混じりの煙が出ている近くまで行きましたが、久しぶりに、自然の生きた、どうしようもない巨大なエネルギーを見たように思いました。
山頂の景色も残雪の山や、羽ばたきたくなる広大な麓の平野などが見えて、本当に気持ち良かったです。
最近、山に対する心境が少し変化しているようで、素晴らしい山行だったにも関わらず、どこかで晴れない気持ちがあるのですが、それは今後の山行で、少しずつ解きほぐして行きたいと思っています。
実は、夜行バスに乗るのは初めてだったりします。しかも旅行と登山で写真のような荷物の有様。眠れるかどうか若干心配ですが、直前まで忙しくて寝不足なので、多分なんとかなるのではないかと。
では、一路天川村へ、行ってきます。
GWは再び天川へ行ってくる。
下の写真は登る予定の山々。一年前に観音峰展望台から撮影したもの。
その時は、ジーンズにTシャツ、スニーカーにショルダーバックで登っていたのだが、この写真の景色が、その後の自分を一変させることとなった。
写真の左は大日岳と稲村ヶ岳。右は、弥山(みせん)、八経ヶ岳(百名山)など。
今回はまず最初のチャレンジなので、去年にお世話になった民宿を基地として、全て日帰りで2〜3本登ってくるつもり。
ほんの少しだけど、大峰奥駈道も歩くことになっている。
大峰山脈とは、天川村も含めてこれから末永くつきあいたいと思っているので、今回はその挨拶代わりみたいな山行。今年はできればGWとは別にもう一度行きたいと思ってる。
大峰の奥深さは去年の旅行でほんの少しは知っているので、今度はもう少し奥を見せてもらいたいような心持ち。
今回は山用ケータイを持っているので、登山中に百景&ついったーにPOSTできるかも。
ただし、おそろしく山奥なので保証はできないけれども。
森の奥深さに思いを馳せながら、予習の地図読みをしている。
今度は何が自分を待っているのだろうか。
エントリをPOSTしたいのに、なかなか時間がないストレスに悩まされてます。書きための休暇がほしいくらい。
このところは、少し山行の間(と言っても2週間程度ですが)が空いたこともあって、北高尾山陵や高尾−陣馬縦走路をトレーニングに登ったりしていました。そして先日の日曜日にその仕上げの一つとして、三ツ峠山へ登ってきました。富士急行の三つ峠駅からいわゆる表登山道と呼ばれるクラシックルートでアプローチして、屏風岩を経て開運山へ登りあげ、そこから御巣鷹山、木無山と登り降りし、その後は母ノ白滝へのルートを下って、浅間神社前へ降りました。始発で家を出て午前8時に三つ峠駅を出発し、16時過ぎに下山。休憩込みで行動時間ちょうど8時間の山行でした。
先日、映画の「アイガー北壁」をトレッキングスクールの友達と見てきたけど、ちょっとイマイチだったかな。なんだかいわゆる「よくあるエンタメ山岳映画」って印象だった。
映画の中で登頂成功か、さもなきゃ悲劇の幕切れかどっちかでないと新聞の記事にはできんみたいな、無情なマスコミを描いているようなくだりがあるんだけど、どうにも自分にはこの映画そのものがそういう立ち位置のようにしか思えなかったなー。
アイガー北壁の映像は凄まじい「殺人の壁」に感じられたし、挑むことがどんなに大変かってことも伝わってくるんだけれども、それよりも、どうしてその壁に挑むのか、山に何を求めて生きているのかってことを掘り下げる方が個人的には好きなので、自分にはちょっと合わなかったかな。
あ。でも、当時の登攀用具とか、アイゼンなしであの壁を登っていくのとかは興味津々に見てた。
あと、最後も凄かった。あの様は本当にリアルで生々しかった。
でもなー。
もうちょっとクライマーの人間性とかにフォーカスを当ててほしかったな。
映画を見終わってから、そういえば、長谷川恒男はあのアイガー北壁を世界で初めて冬期単独登攀に成功したんだよなということを思い出して、むしろそっちにいたく感動した。到底人間業には思えない・・。
「狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死」とか、「神々の山嶺」とか、「長谷川恒男 虚空の登攀者」あたりを映画化してくれないかなー。
前回の続きです。
大岳山から御岳山へ向かうためにいったん大岳のピークを下ります。時間的にあらかたの人が御岳側から登ったようで、御岳へたどり着くまでの間は、ほとんど人とすれ違いませんでした。自分たちが選んだ奥多摩駅→大岳→御岳ルートはやはり登りがきついのかあまり人気がないようで、山頂にいた人々はみんな逆の御岳→大岳ルートで登っていたようです。
大岳からの下りは割とサクサク降りられます。休憩してご飯も食べたので元気いっぱい。少し行くとすぐに大岳神社。神社の裏手側から入るような格好。写真は振り返って撮った1枚。単独行の人とすれ違いました。実は狛犬があるのですが、気づかないくらい小さいです。
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