くぐつ島生活記

山登りは自分で学ぶ。本をたくさん読む。それが生活のきまり

Month: 6月 2009 (page 1 of 2)

チャレンジ・ザ・トウキョウトレイル!

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はい。というわけで、チャレンジ・ザ・トウキョウトレイル1「高尾山~城山~景信山~陣馬山縦走」をお届けします。
 
・・というつもりだったのですが、残念ながら途中でかなりの雨が降ってきたため、陣馬山まであと1時間というところで、明王峠で断念し、底沢峠まで戻り、陣馬高原キャンプ場~陣馬高原下バス停経由で下山しました。写真は本日の勲章(笑)。新品だった登山靴とレインウェアはすっかり泥だらけ。でもなんだかうれしかったり。
 
GPSのログから今回の登山のルートとタイムラインを作ってみました。クリックすると大きくなります。
ちなみに灰色のルートは、前回の高尾登山でのルートです。それと比較するとずいぶん距離が伸びた気がします。高尾山のサイトには、陣馬高原下バス停~陣馬山~高尾山頂で18.5キロとありますので、今回の自分のルートは大体14、5キロくらいではないかと思われます。
 
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足も体力も全然持ってくれました。WiiFitのおかげ(笑)ですね。
ですけど、明王峠で下山を決定して、陣馬高原キャンプ場あたりで林道のアスファルトに降りた時、初めて相当足にきていたことが実感できたので、あんがいこのあたりが限界だったのかもしれません。終盤、2回くらい足をぐきっとやってしまい、捻挫しないかヒヤヒヤしました。それでも、こんな長距離を登山したのは初めてだと思うので、下山した時はだいぶテンション高かったです(笑)。
 
いやー。
 
それにしても、超絶楽しかったです!(笑)
 
いいっすね山。ホントに。
やりたいことがいっぱいできました。
 
今回のお昼は城山で食べましたが、また茶屋の雰囲気が良かったです。持ってきたおにぎりと一緒になめこ汁を食べましたが、マジでおいしかったです。高尾のやたらと高いお蕎麦と違って、こちらは250円ですし、オススメです。おでんもおいしそうだったなー。
 
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あとは、堂所山の手前くらいから雨がざーざー降りになって、カメラをしまって、レインウェアになり、ザックカバーを装着して、初めて山の雨を経験しましたが、山林の中を歩いている時は、びっくりするくらい雨が落ちてこないんですよね。まるで降っているのに気づかないくらい。思った以上に雨の山は綺麗で、また緑の香りがぐっと濃くなって、とても気持ち良かったです。これ以上ない森林浴ではないかと。
 
あと!下山を開始してからすぐに、登山道が妙だなと思ってたら、でっかい野生のカエルさんたちが出てきていました!こんな山の上の方にいることも驚きましたが、その大きさ!でかいのなんの!あんなサイズは久々に見たのでびっくりしました。数も割と多くいたのですが、地面と完璧にカモフラされてるので、近くて跳ねられて初めて気づくくらいでした。雨がざーざーぶりで残念ながらカメラを出すことができず、写真に撮ることができませんでした。
 
高尾山頂を離れて、だいぶ遠くまで来た頃に、「あー、もしここでケガして歩けなくなったら、ホントにどうしようもないんだなー」っていうことを考えました。都会だと、タクシーも電車も救急車もあるわけですけど、奥高尾の山の中って、(自分の(笑))携帯はつながらないし、本当に何にもないし、何かあっても全くどうにもならない、解決できないところなんですよね。そのどうにもならない場所にいる感がやけに怖くもあり、また楽しくもある道中でした。
 
それにしても、今回も単独での登山でしたが、ずっと黙々と歩いていると、心の中にいろんな感情が湧いてくるのを感じました。楽しみ、喜び、恐れ、孤独、さみしさ、心細さ、高揚感、達成感、喪失感、希望。
ずっと一人で歩いてて、目にするのも山だけなのに、なんだか不思議な感覚でした。
 
さて。次回のチャレンジ・ザ・トウキョウトレイルは、もちろん高尾山~陣馬山縦走に再度挑戦します。一度歩くとかなり経験値が得られるので、次は確実に達成するつもりです。
 
もう明王まで歩ける体力があるのは分かってますしね。2週間後以降になりますが、さらにWiiFitで足腰を鍛えて、準備を整えます。
 
300枚以上撮った(笑)写真はまたのちほどアップします(そればっかり)。

天安門文書読了

前回のはこちら
http://d.kugutsu-tou.jp/article/29900618.html

何が起きていたのか、その前兆から最後の結末まで、本当によく理解した。確かに真偽判定云々というのはあるのだろうけど、それでも、自分がこれまで持っていた、いわゆる一般的に誇張されているような先入認識はほぼ完全になくなったと思う。公文書の集積と抜粋の構成に、その背景などの解説だけで、これほどまでに臨場感に富んでいて、一貫性があり、当時の状況がありありと伝わってくる本というのは、なかなかに貴重な存在なのではないだろうか。
 
また、無学な自分にとっては様々な面で勉強になる本だった。
 
中国共産党の政治や統治、政治家と民衆の関係などについては、全く詳しくなかったので、見るもの全てが新鮮で、知的な刺激になった。そもそも共産主義指導部の内部なんて、ここまで詳細に知り得る機会なんてあろうはずもなく、何となく一般的に持っているイメージだけが先行するだけであったのだが、その、どちらかというと「悪」のような独裁的なイメージが、読み進めていく中できれいに正された。
正されたというのは、実は善だった、というような単純なことではなく、ある立ち位置から見た場合において「悪」と認識される存在が、その者の側の立ち位置に立って見てみると、どうしてそう見られてしまうのか、また、どのような意志や考えからその行動を取っているのか・・ということなどを詳細に知るに至った、ということである。
 
もちろん、共産党の統治を日本で行ったら「悪」以外の何者でもないとは思う。特に言論、報道、表現などに関する基本的な自由は制限されるし、党中央の指導によって何もかもが強制的に取り決められる(確か今日のニュースで、白酒の消費税が突然跳ね上がったという話もあった)。正直言って自分が住みたいと思う社会ではない。
 
しかしながら、この文書を読んでいくと、党中央の指導部が中国を安定して統治し、経済力や国力を健全に向上させ続けるには、共産主義こそが最も適していると信じて疑わず、そして、極めて強い一貫性を持って、それを貫き通そうとする姿勢がありありと伝わってくる。自分の社会とは全く価値観の異なる世界でありながら、その姿になぜだかとても真摯な精神を見たような気がして、不思議と心が惹かれるのを感じた。
 
とりわけ「血の弾圧」以後の、1989年6月16日の鄧小平による新指導部への訓示と、6月23日-24日の第十三期四中総会における、失脚した趙紫陽による弁明については、あまりに強靱な一貫性と、一点の曇りもない明確さ、自らの行いこそが国のためになると信じて疑わない鉄の信念が伝わってきて、不覚にも読んでて感動すら覚えてしまった。もちろん文書の作り出しているイメージであるかもしれないが、仮に創作だったとしても、それでも自分の中に描かれたそれぞれの人物像は、これまで全く見たことのない高い知性と気高い意志を持つ政治家だった。鄧小平と趙紫陽は、結果として、縁が切れることとなってしまった二人ではあるが、それでも確かに師弟の間柄であったことが、それぞれの正反対の立ち位置による言葉を通じて感じることができた。
 
同様の印象は、この本の編者である「張良」のまえがきからも感じた。
 
「共産党の崩壊は外部勢力ではなく党員自身の手で初めて実現するだろう。」 - まえがき 10ページ上段より

これは、編者自身の願いでもあるそうなのだが、この文書を読む限りでは、それは確かにその通りだろうと思う。中国自身が大きく変化することがあるとしたら、それは彼ら自身が彼ら自身の判断によってのみ行われるだろう。特に明示できる根拠はないが、この文書を読むことによって、それを何となくでも確かに思えるようになるほど、中国に対する自分の理解が進んだように思う。
 
 
毎日少しずつ10日以上かけてゆっくり読んだ本で、自分にとっては久しぶりにボリュームのある内容であったが、終始とても楽しんで読んだ。長い本をゆっくりゆっくり読む楽しみを再発見したような心地よさが残っている。
 
現代中国を理解するための基礎本としてお薦めしたい一冊である。

サダムの宮殿でコメディショー! ~ スティーブン・コルベアの衝撃

正直カルチャーショックだった。
たかがTVのコメディショーなのに、ここまで強烈なメッセージ性とエンターテイメント性を兼ね備えたモノを作り上げることができるなんて。その希有な才能と、それを支援し実現に導いたプロデューサー、スポンサーなどなどのスピリッツが眩しくて、この上なくうらやましかった。
 
月曜のモーリー大学では、後半の冒頭で、スティーブン・コルベアを取り上げてくれた。
 
この月曜の夜ほど、自分が英語が分からないことを呪ったことはない。昨年、自分が出演したインプロ・ミニ・フェスティバルで、インプロボストンのチームがアメリカから来日し、連日飲みに行ったり、遊んだりして交流を深めたことがあり、その時も、自分の片言の英語力を呪いに呪ったのだが、今回のは、それを遥かに超える衝撃だった。
 
スティーブン・コルベア。
 
アメリカ人のコメディアンである。
彼の経歴は、日本語のWikipediaにも記述がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%99%E3%82%A2

 
いや、それよりも、多少なりとも英語が分かる人は、この動画を見ていただいた方が一番手っ取り早い。
 
The Colbert Report Full Episode | Monday Jun 8 2009 | Comedy Central
http://www.comedycentral.com/colbertreport/full-episodes/index.jhtml?episodeId=229761
 
何が凄いか。それを見るには2:20から再生すると一番よい。
軍用機から降りてきて、防弾チョッキを着た彼に、すぐさま一足の靴が投げられる。ここでピンと来る人もいるだろう。そう。場所はイラク。その首都バグダッドである。
 
彼は、ニュースや時事をネタにするコメディアンとして、バグダッドのサダム・フセインの宮殿の一室を丸ごとステージにし、本物のアメリカ兵達を目の前にしてコメディショーを行ったのである。
 
その様子は 3:00頃から始まる。
熱狂的に拍手をしている迷彩服の男女は全て本物のアメリカ兵であり、その場所はサダム・フセインの宮殿の一室である。そこに彼は、ゴルフクラブを片手に、迷彩柄のスーツで登場する。
そして冒頭でこんなひと言を言う。
 
「イラクは、我々が2回も訪問するほどいい国です!(会場爆笑)」
(私のブロークン翻訳です<(_ _)>)
 
その後は抱腹絶倒のトークが全開となる。
サダムの宮殿をこき下ろしたり、イラクに何度も戻ってきた兵士はマイルがたまり、そのうちアフガニスタンへのフリーチケットがもらえるとか、金正日を「北朝鮮のおばちゃん」と言ってみたり、スティーブン・コルベア自身が軍の訓練をみっちり受けるビデオが流れたり。モーリー大学ではオン・ザ・フライで訳してもらいながら動画を見たのだが、それでも死ぬほど面白い(笑)。
 
しかし、スティーブン・コルベアの真骨頂はそれだけではない。
15:30からは、その日のゲストとして、なんと在イラク米軍の本物の将軍が登場する(!)。名前はオディアーノ将軍。シュレック似である(笑)。
 
そこでいろいろ真面目な話とかにもなるのだが、後半はスティーブンが受けた軍事訓練(ごっこ)の話になり、ちゃんと入隊するのならここにいる兵士達のように髪を切らなきゃダメだという押し問答になる。
 
スティーブンは、将軍に言われたぐらいじゃ髪は切りませんよ、と突っ返すのだが、ふとそこに何やらノイズの音が・・・そして、19:15、会場のモニターに本物のオバマ大統領が登場する(笑)。
 
オバマ大統領は、スティーブンが兵隊ごっこをするなら髪を切らなきゃダメだと言い、いやがるスティーブンを無視して(笑)、本物の大統領命令で、スティーブンの髪を切ることを将軍に命じるのである。
 
★ここにその様子を訳してくれた素晴らしい方がいらっしゃいました。感謝感激です!ありがとうございます!
http://d.hatena.ne.jp/Kumiko_meru/20090614
(スティーブンとオバマ大統領のやりとりも短いながら爆笑モノです。)
 
凄い。凄すぎる。
 
一コメディアンが、大統領命令によって、“兵隊ごっこ”をするために坊主にされるというこのセンス。
 
いや、それよりも、真に心を揺さぶられたのは、サダムの宮殿を迷彩服のアメリカ兵で埋め尽くし、アメリカ国旗のカラーリングの土嚢を積んでショーのカウンターにして、きらびやかな照明でライトアップし、ジャカジャカと音楽をかけ、コメディショーをやるという、そのシチュエーションである。
 
なんと、グロテスクなコメディショーなのだろう。
 
特に、第三者的な日本人の立場から見た自分にとっては、そのグロテスクさ加減がもの凄く知的で計算された表現として目に映った。それは当然、相手国の目線から見たら、このコメディショーはこれ以上ないほどの屈辱であり、全ては戦争による勝利がもたらした蹂躙の結果であるからだ。その結果としてのTVショーを、現場の客席にいるアメリカ兵は熱狂的に喜んで楽しみ、そして、TVを見ている一般の観客も大いに楽しむのである。
 
スティーブン・コルベアの恐ろしいところは、その真実としての構造を抱腹絶倒のコメディショーの中に、計算尽くで建て込んでいる(らしい)ところにある。これ以外にも、そんな社会の姿や構造が浮かび上がってしまうシーンが数多くあるそうだ。
 
凄すぎる。ホントに凄すぎる。
 
 
TVやコメディショーが、そんな力を発揮できることを初めて知り、見ながら打ち震えてた。TVって、こういうモノだったんだなと。コメディってこんな力があるんだなと。そんなことが頭の中を駆けめぐっていた。こんな笑えて恐ろしいコメディショーは生まれて初めてだった。
 
自分がインプロをやることに対する考え方も激しく揺さぶられた。
 
このスティーブン・コルベアに自分を引き合わせてくれたモーリー大学には心から感謝したい。
 
日本語字幕版を、アメリカ社会の背景の解説込みで日本で放映したらいいのにな・・・。
絶対バカ受けすると思う。

モーリー大学:イラン大特集

月曜のモーリー大学はイラン大特集でした。
時間も内容も登壇者も拡大版で、終ったのも23時過ぎ(笑)。4回目にして最も熱い夜だったと思います。
 
そ してイラン。イランです。イランで一体今何が起こっているのか?全く持って知らない方もおそらくいるでしょう。 イランでは現在、先日行われた大統領選挙の結果を巡り大規模な騒乱が発生しています。日本語の詳しい経緯をまとめたサイトはないのですが、おそらく Wikipediaのエントリが手っ取り早いかと思いますので、まずはご一読を → Wikipedia イラン大統領選挙 (2009年)
 
残念ですが、英語版の方が遙かに詳細です。
http://en.wikipedia.org/wiki/2009_Iranian_election_protests

 
 
まず自分が言いたいのは、私たちは何も知らされていないということです。
 
BBCCNNWSJなどは連日トップでこのニュースを取り扱っています。 各リンク先を是非ご覧下さい。各サイトとも、自国のニュースを差し置いて、イラン関連をトップで掲載しています。これは今日だけに限った話ではありません。騒乱が発生してから、ほぼ毎日この状態です。
さて、そこへ来て私たちの国のメディアはいかがでしょうか? 朝日読売毎日日経、 全部見てみてください。どのくらいスクロールすれば、イランの話題が出てきますか?いくつクリックすれば記事にたどり着きますか?そしてそれは、どのくら い前のニュースでしょうか?情報量の多さは? このエントリを書いている2009/06/23 23:00時点では、トップでこの話題を取り扱っているメディアは、少なくとも上記のリンク先では皆無です。皆無ですよ!とても大きな新聞社が4社もいる のに、1社もトップで掲載していません。
 
ですが、イランの現場では、選挙結果を不服とした改革派の民衆が、500万人とも言われる規模で大規模なデモを行い、
 
Mousavi--huge-ally-1.jpg
 

 
 
改革派の民衆と、バシジと呼ばれる民兵革命防衛隊は衝突し、
 
BBCの動画
http://www.bbc.co.uk/persian/iran/2009/06/090621_ag_street_clashes.shtml
 
20日の衝突で「13人が死亡」 イラン国営テレビ
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090621/mds0906211830004-n1.htm
 
 
そして、民兵の発砲によって、市民の中に死者が出ています。
 
最新映像:若い女性が民兵に撃たれる
【注意】リンク先に掲載されている映像へのリンクは、極めてショッキングな動画です。苦手な方は文章を見るにとどめて下さい(いきなり動画がでることはありません)
http://i-morley.com/blog/2009/06/post_418.html

【イラン騒乱】ネットに少女の死亡映像 民兵が銃撃か
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090623/mds0906231115004-n1.htm

【イラン騒乱】「民兵が故意に撃った」 死亡映像の女性の婚約者
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090623/mds0906231115004-n1.htm
 
亡くなられた方は、26歳のネーダさんという方です。
真偽は不明ですが、英語版のWikipediaに情報が掲載されていました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Neda_(Iranian_protester)
 
 
さらに、外国人ジャーナリストの国外退去処分や、ホテルなどへの軟禁が行われ、イランのインターネットにおいては、情報の検閲が開始されています。ちなみに、この検閲には、ノキア・シーメンスの強力な検閲ソフトウェアが使用され、同社はネット上で批判を浴びていることが、TwitterのPOSTから伺えました。
 
英BBC支局長に国外退去命令 イラン
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090621/mds0906212128005-n1.htm
 
【イラン騒乱】拘束ジャーナリスト33人に 「国境なき記者団」が抗議
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090622/mds0906220925006-n1.htm
 
MXテレビ6月17日放送
http://www.kyotomike.com/video/tehranlive.htm
 
 
どうでしょうか。
いかに私たちが、世界で起きていることをキチンと知らさせていないか、この程度の情報量でも実によく分かることと思います。
 
私が実感したのは、自分はそういうジャーナリズムの国に住んでいるのだということでした。毎日何となく見続けていたニュースは、すべてそのようなフィルタを通したものでしかなかったと。ですから、私たちは、自分の意志で積極的にそのフィルタを破って、世界を知ろうとする行動に出なければ、いま起きているこの事態を知ることなく、のうのうと石油を使いまくって生きるだけなのだと思います。
 
これは遠い国の興味の向かないどうでもいいニュースでしょうか?あっちはいつもこんな風な騒乱が起きているから、今回もそれと同じようなものですか?私たちの国には何の関係もない話ですか?自分の達の国に関してだけ、戦争や騒乱がなければいいのですか?
 
現在のイランという国は、非常に平均年齢は27歳と低く(ちなみに日本は44歳)、デモに参加している市民の大半は若者です。民兵に撃たれたネーダさんは26歳でした。
 
そして、イランの闇夜では、女性が涙声で詩を朗読しています。
 
イランの女性が暗夜の屋上で朗読した詩
http://i-morley.com/blog/2009/06/post_422.html
 
さらに、今回の問題とされている選挙投票結果については、司法判断は問題ないと下されてしまいましたが、投票数が有権者数を上回っている都市が50都市もあるということを選挙監督機関が認めたという話もあります。
 
イラン大統領選再集計、50都市で投票数が有権者数上回る
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090622-OYT1T00970.htm?from=nwla
 
また、私はあまりこういう言い方は好きではないのですが、日本に輸入されている石油の大半は、ペルシャ湾とオマーン湾の間に位置するホルムズ海峡を通りますが、その北側は一面イランの国土です。
 
 
知ろうとするか、知る必要はないとするか。
選ぶのは自分自身だけです。

想いと身体と。

というわけで、さらに大枚をはたいて装備を強化して、わくわくしながら早寝をして、そして、丹沢・鍋割山登山は雨で延期と相成りました(笑)。
 
普通はあんまりそう考えないと思うんですが、自分は、雨の山も絶対楽しいと思ってるので、少しくらいの雨でもワクワクしっぱなしで行く気満々だったのですけど、さすがにちょっとたっぷり降りすぎましたね。今回は自分だけの問題じゃないですし、しかたないです。
 
朝5時起きだったので、少し2度寝して、そのあと午後から雨の高尾へ行こうどうか本気で迷ったんですが(1号路の地面なら雨の影響をあまり受けません)、ちょっとリズムがくるってしまったので、大人しく溜まりに溜まったアニメの録画をポチポチ消化してました。あ。でも夕方から登山靴を履いて、近所の森を抜けて、往復2時間半くらい歩いてきました。今月に入ってからほとんど毎日身体を動かしているので、なんだかちょっと外に出ると身体がむずむずします (笑)。
 
先日高尾へ行ったあたりから、自分で自分に違和感を感じるくらいの変化が起きてるのですが、なんだか、演劇やってたあたりからコンピュータを勉強し始めたあたりもこんな感じでした。ある日突然、本を買い込んで、MS-DOS勉強したり、パソコン通信で遊んだり、ロータス123(懐かしい)のマクロを組んで簡易データベース作ったりするとかしていました。想いが身体を動かして、身体が想いを動かしていくような。そんでどんどん変わっていくような。
 
でもさすがに今は大人なので、いろいろ考えます。
 
こんなのに金つぎ込んでどうすんだとか、別にそこらの山へ行けるようになったところで、憧れの北アルプスとか、3000メートル級の山なんて行けるようになるわけがない、ましてや真に目標としていることを達成するなんてとてもとか、大体そこまでお金も身体も暇も続かないだろうとか、またどうせ、秋くらいには投げ出しているだろうとか。
 
まあ、それらは割と、どれもその通りだったりする訳ですね(笑)。何に対しても熱くなってくると、凄い冷めた意識の側が、それをdisってくるというか、まるでそれが正義であるかのように、熱を冷ましにかかってくるというか。大人になってからは、その力がやたらめったら強く働いて、そんで恋愛のチャンスを逃してしまったりとか(笑)。
 
でも、今は、それも全部コミコミで、熱いまま想いと身体のサイクルを形作ることを覚え始めている気がします。なんというか、分かりやすくいうと、何もかも全部承知の上で熱くなれる、って感じ。もちろんリスクは全部背負い込んで、なんかあったら、そん時はしょうがない。後悔するなり、落ち込むなり、お金をドブに捨てるなり、なんなりすればよいと。最近は、仕事で悩まされているせいで、些細なことに対しても「リスクヘッジ」って言葉や意識がもう大嫌いで大嫌いで。
 
あ。そうそう。たまに、ネットで見かけるアレですよ。
 
「こまけぇこたぁいいんだよ!!」
 
 
・・・違うか。全然違うか(笑)。
 
何にせよ、登山に限らず、何に対しても今はとってもそんな精神状態で、このところは胸がいつもザワザワしています。
 
 
大人な意識では、無邪気なまま素直でいられるってことはなかなか難しいことです。
でも、自分が勝手に素直になろうとする力の流れは、今はとっても信じ切れるのです。
 
来週と再来週。とても楽しみだなあ。
 
てか、日付変わって今日はモーリー大学だ。

天安門文書(まだ途中)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163581308
 
久々にまとまった長さの本。まだ半分くらいで、ちょうど趙紫陽が失脚して、戒厳令の発令が決断されたあたり。書店ではもう手に入らなくて、これまた久しぶりに図書館に行って借りてきた。
 
モーリー大学ではここ2週ほどイラン関係を中心に講義がされているんだけど、初回に天安門が取り上げられてからどうにも知りたくなって先週から手を出している。特に中国関係は、日本のネットにおける議論のフラット化に頭が巻き込まれそうになりがちなので、それに対する対抗意識を持つ意味もあって。
 
この本を読む前の自分の頭の中での天安門って、「学生が献花して、それが集会になって、大規模なデモになって、そして戦車で鎮圧された」って程度だったのだが、この本を読むと、それはまったくとんでもない略し方であることが分かる。
 
前半特に際立つのは、とにかく学生に対する当局側の譲歩。その対応は、普段自分が持っている中国のイメージからは大きくかけ離れてて、とにかく学生たちの運動で叫ばれていることは党の方針と合致していて愛国心に基づいたものであるから、それは尊重すべきであり、ましてや暴力などで妨げてはならない、との言葉がいろんな会議で幾度となく繰り返される。その上で、学生たちの運動に乗じて活動を行うとする分子を排除しようとすることに、当初はこだわり続けた。それらに関する会議の議論からは、とても若者想いな指導者たちの印象が伺えた。
 
だがしかし、問題になった人民日報社説や、趙紫陽失脚のくだりなんかは、現場はこんななのに、なんでそんな判断になるの?っていう決断が下されたりして、そのズレが、のちのちの状況につながっていく過程がリアルに伝わってくる。またそれが、ちょうど今の自分の仕事の状況とダブったりして、そんなヘンなところで妙に趙紫陽に共感した。別に、上層部や最終決定を行う人がいい加減だったりして、適当な判断になるとかではないのですよね。それぞれきちんと仕事をしている中で、視野の境界や溝が広がっていって、現実を反映していない決断が生み出されていくのです。
 
いくら品質を考えるからと言って、単純にコードの行数からテスト件数を割り出して作らせても、現実の品質にはつながらないとかね(笑)。不具合が予定の件数(?)に満たなければ、それは品質が悪いので、追加テストを実施しろとかね。なかなか政治的(というか契約的)決定の前では技術というのは実に無力であります。
 
あと面白いのは、この本を読んでいるうちに、社会の作られ方のようなものが何となく俯瞰できるようになっていること気づいたこと。もちろん本では、中国社会での事件を読んでいるのだけど、報告文書や記録文書ばかり読んでいるせいか、社会の大枠の動きを見る目ができてくる。そして、その俯瞰の目線は、普段見てる今の日本のニュースにも向けられるようになって、今までとは違った感じに物事を捉えるようになったような感じ。ニュースの見方も微妙に変化してて、その感覚が新鮮で面白いです。
 
来週中には何とか読み終わるつもり。

きもちのしずく

人の気持ちって本当に当てにならないよなあと、少ない人生経験ながらに思う。
でも、それを他人の中に見るのと、自分の中に見るのとでは大違い。その意味は全く変わってしまう。
今、後者の気持ちが姿を表して、自分で自分に驚いているところ。
本当に知らなかった。
そんなこと全く思ってなかったのに。
まるで自分の中に、もう一人の別の自分がいるかのよう。
それが分かったからといって、別に何かできるわけではないんだけど。
とにかくびっくり。
高尾で知り合ったおばちゃんのための写真をプリントしに行く途中の電車から。

初高尾

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ふふふふふふ。勢いで登山靴買っちゃいました。
新宿西口のICIで。懐かしいですね。大日本天狗党絵詞。そうじゃないか。
 
ICIといえば石井スポーツ。フィッティングで薦められたのがとても良かったので、高めのものでしたがエイヤと購入。天川の観音峰登った時にも思い知りましたが、山行くなら何と言っても足回りは超大事ですからね。ケチるのは命にも関わります。てなことを考えて、他にもいろいろ。ビギナー用のレインウェア、ヘッドランプ、アルミの水筒、リュックなどなど。結構散財。でもホクホク顔で帰宅。
 
靴を買ったからには、本格的に山に行く前に、もちろん履きならさなきゃならなりません(笑)。というわけで、買った全ての装備を持って、行ってきました初高尾山。足馴らしもそうですが、筋トレを続けてたので、そのトレーニングも兼ねられて一石二鳥。ウチからは電車で40分くらいなので、かなり近くてびっくりです。
 
今日の朝10時から登山開始。もちろんケーブルカーはスルーで下から自力。1号路のキツイ登りを黙々とテクテク登って、途中で薬王院寄って線香上げたりお参りしたり、縁結びのお守りと五円(笑)を買って、愛染堂で全力で良縁祈願(笑)して五円を結びつけて、ちょうどお昼に山頂。景色は残念ながら真っ白。しかし人は大勢いましたね。さすが東京。ケーブルカーもあるせいか、登山じゃない出で立ちの人たちもたくさん。高いヒールでひらひらのワンピース着たデートの美人さんまでいるくらい。ご飯食べてしばらく休んで、13時くらいから下山開始。帰りのルートの6号路への分岐を見過ごして、ちょっと戻ったりしつつ、沢づたいに下りましたが、もちろん整備された1号路よりは全然森が深くて、道も険しかったので、とっても楽しい道のりでした。途中で遠くの杉にセッコクの花を見つけたおばちゃんと出会い、DSC-HX1のズームで写真を撮ってあげて、あとで送ってくれと千円渡されたり(笑)しました。
 
かなりゆっくり降りてきたので15時過ぎに下山して、アイス食べてゆっくりしたりして、夕方には帰宅しました。とてもいい汗をかいて、よい足慣らしとトレーニングになりました。足も特に大きな靴ずれもなく、終始歩きやすくて快適でした。さすがに登山用のソックスと靴はかなりよくできてますね。往復7キロ程度で標高差は600メートルくらいだったのもありますが、足はほどよい疲れだけですんでます。筋トレの成果でもありますね。WiiFitバンザイ(笑)。
 
高尾は想像してたよりずっといい山で、かなり楽しかったです。ウチからかなり近いので、病みつきになりそうですね。定期的に遊びに行って体力をつけて、少しずつ高尾の山頂から距離を伸ばして、陣馬山まで目指してみたいです。私と高尾でデートしたい人は、お気軽に声をかけてください(笑)。
 
それにしても、何なんですかねこのハマり癖は。
自分でもあきれかえるくらいですが、でも高尾の山は緑も水も空気もきれいで、ホントに気持ちのいい森林浴でした。緑の香りもたっぷり吸って、いい栄養をもらったような気分です。なので、これならどんどんハマってもよいかなあと(笑)。
 
来週はいよいよ丹沢の山へ行く予定です。
すごく楽しみなので、行けるといいなあ。
 
山盛り撮った写真はのちほどアップする予定。
てか天川の残りもまだでしたね(笑)。

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