くぐつ島生活記

山登りは自分で学ぶ。本をたくさん読む。それが生活のきまり

Month: 7月 2009 (page 1 of 2)

向かい合う

自分でも何だかよく分からない文章を垂れ流してみる。
 
山から下りてきたあとは、いろんなことが頭の中をぐるぐるしている。そんで、何とかそれを言語化して整理して、覚え書きがわりに日記に書いてみようと試みるのだけど、これがなかなかまとまった試しがない。ただでさえ稚拙で整合性のない文章が、ますますひどい落書きになって、どうしても書けない。
 
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まあ。なんだ。
例えば、いま目の前に知っているようないないような女が立っていて、そんでこういうことを言ったりする。
 
「で、これからどうするの?」
 
相手はまるで、自分のことを何もかも知っているような目つき。
でも、そう言われた自分は、どうしてもその答えを言うことが出来ない。いや、別にどうしたいのかが分からないわけではないんだが、なぜか、その言葉をトリガーにして、頭の中には言語化できないイメージだけが巡りはじめて、どうしても口を動かすことができなくなってしまう。
 
そうして、自分は何だかぼーっとした表情で中空を見上げ、女は、表情を変えないままいつまでも待ち続ける。
 
なんだかそんなことを繰り返している。
 
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ぼんやりとだけど分かっていることがいっこだけある。
 
想像だにしていない事って言うのは、確実に存在してて、それが新しい現実になり得るってこと。それは、普段生活している社会が潜在的に持つ常識や共同幻想、あるいは他人を通じて見たり感じたりする価値観、常識的な価値判断(損とか得とかメリットとかデメリットとかWin-Win(笑)とか)などとは全く無関係でありながら、でも誰もその存在を否定できないものになり得る。
 
今見えかかっているものは、現実?妄想?
 
今感じている感情や価値観は、気の迷い?それとも本気?
 
自分にとっての真実は、他人に受け入れてもらえなければ存在できないようなもの?
 
リアルって、自分でも否定できないからリアルなんじゃないの?
 
だったら、背負うでも受け入れるでもなんでもいいから、まず立って、そこから見てみりゃあいいんじゃんか。
 
何かと比べたり、他者に説明しようとしたりする必要は全くないし、そもそもそんなことはどうでもいいことだよね?
 
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写真と文章はなんにも関係なし。
何となく。
 
景信山の茶屋のおじいさんは、いつもいろんな楽しい話をしてくれる。
 
最後の写真の右の男の子がその人。
ずっと景信山の茶屋ひとすじ。

30キロ踏破&ヘビ

土曜日は高尾から陣馬の往復縦走にチャレンジ。
おおよそ30キロの踏破をやりきりました。
 
写真は、陣馬山頂からのパノラマショット。
 
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朝7:15に高尾山口から登り初めて、ちょうど12:20頃に陣馬山頂。そこで13:30までゆっくりして、帰りは18:30に再び高尾山口。ほぼきっかり11時間。お昼とか休憩はおおよそ2時間くらいなので、歩き通したのは9時間くらい。
 
天気の予報がよくなかったせいか、朝から高尾山頂には誰もいない状態で、途中の縦走路もほとんど人がおらず、ずっと山の中を一人歩き続けてました。
 
朝イチは、尾根に雲がかかっている状態で、前日にたくさん雨が降っている影響もあって、稲荷山に登り始めるとすぐに凄まじいまでの湿気に襲われました。今まで経験したことのないドロドロに濃い湿気で、ものの5分もたたないうちにどっぱり汗が吹き出してきて、体力をごっそり奪われてしまいました。高尾山頂に登り上げるまではかなりしんどかったです。カンカン照りの暑さは、汗をかいても次々と乾いていくので、水分の補給に気をつければよいですが、あんな重たい湿気の中では、汗が全く気化しないので、森の中で熱中症になりそうな気がするくらいでした。
 
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上の写真の右は、明王峠にいたる途中で霧になった時のものですが、午前中はとにかく天気が目まぐるしく変化してました。高尾山頂では青空が見えてきたのに、歩いているうちに曇ってきて霧が立ちこめて、雨がざーっと降り出しました。タイミングを見ながらレイン装備に換えたのですが、しばらくしたら雨が上がり、また尾根に霧がかかり、そのうちまた青空が広がるという流れです。山の天気は変わりやすいといいますが、600~700メートル前後の山で、こんなに短時間にくるくると気象条件が変化するのは初めての経験でした。
 
そしてちょうど陣馬山頂に着いた頃に、ぴったりタイミング良く雲が去って、素晴らしい空が広がっていました。山頂の茶屋で陣馬蕎麦と持ってきたおにぎりでご飯を食べ、身体を休めたら早めに戻ろうと思ってたのですが、あまりにも空と景色が美しくって、しばらく山頂で何も考えずにぼーっと過ごしていました。このまま午後遅くまで留まって、陣馬高原下か藤野経由で下山して帰ろうかと思ったくらい。休日をこんな風に山でぼんやり過ごすのがたまらなく甘美なひとときでした。今度はもっとゆっくりやってみたいです。
 
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高尾から陣馬の縦走路は確かにアップダウンがずっと続くのですが、基本的に往路は全体的に登り、復路は全体的に下りなので、帰りは思ったよりも楽な道でした。ですが、陣馬に着く前くらいから、左膝の裏側の筋に時々つったような痛みを感じていたため、T型グリップのシングルトレッキングポールを初めて使ってみました。最初は使い慣れませんでしたが、しばらくたってから両足共にかなり疲れのダメージが酷くなってきたため、結果的にかなり助かりました。
 
特に小仏峠から城山へ登り上げる時と、城山からもみじ台に登り上げる長い長い階段は相当に辛い道のりで、自分で自分を励ましながら歩き通したくらいです。また下りは下りで、集中力も足の運びも悪くなってきており、ツルツルの岩や地面でスリップしたり足を踏み外さないようにかなり気を使いながら降りていきました。最後に高尾山頂に再度登り上げたときには、まったく満身創痍で、ボロボロになりながら登頂したような状態でした。登山客が一人もおらず、カップルや若者たちでキャッキャと賑やかな夕方の高尾山頂に、一人必死の表情でステッキをつきながら歩いてきた自分は、何だか妙に場違いな気分にさせられるようでした(笑)。
 
でもそんな自分に、今日ずっと顔を見せてくれなかった富士山が、最後に綿帽子をかぶって笑ってくれました。
 
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足はとっくに限界でしたが、最後もきっちり、朝に湿気で苦しめられた稲荷山から下山しました。ここは実は高尾山の各ルートでも比較的難所が多く、日が落ちて薄闇の中、集中力を失わないように自分を全力で励ましながら、何とか無事に下山に成功しました。後半は大分暗くなってしまって、ところどころヘッドランプも使いました。
 
体力は限界まで使い切ってしまいましたが、でも、朝早くから夜までずっと山にいられることができて、それで何とか30キロも歩き通すことが出来て、本当に楽しかったです。降りきったあとは疲労困憊していて足も石みたいに重くて痛みもバリバリなのに、やたらと興奮していてハイテンションでした。何よりも限界近くまで歩き抜いたことがうれしくてたまりませんでした。
 
朝から晩までただ山を歩いていただけなのに本当にいろんなことがあって、またたくさんのことを学び、楽しくてたまらない一日でした。しばらくはこれを繰り返して、奥多摩へ単独で行くための力を養うつもりです。
 
ちなみに今回は初めて高尾のヘビにも遭遇しました。それも2回も。おそらくどっちもアオダイショウ(無毒)だったと思いますが、かなりデカくてびっくりしましたです。やはり雨上がりで濃い湿気の朝は、みなさんお出ましになるようですね(笑)。1匹は稲荷山の山頂の手前で道の端からお帰りになるところでしたが、2回目は小仏へ向かって普通に歩いていた時に、少し離れたところの針葉樹の幹を垂直に降りていらっしゃいまして、さすがに冷や汗が走りました(笑)。おかげで、それ以降はずっと木の側を通る時に「ヘビチェック!」と頭の中で言いながら、常に確認を怠らないようにしていました(笑)。こんな事があるのも山ならではです。残念ながら写真は撮れませんでした。
 
あと、今回感謝したいのは登山靴!
すごい!
歩けば歩くほど、すごくいい靴だということが分かります。
 
これを授けてくれたショップの人にも感謝!
 
下は、復路で撮った景信山からのパノラマ。
地球って丸いんですよねえ。
 
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お別れ。そして目指す先

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お別れ会に行ってきた。
 
近そうで遠い存在の人だから、とにかくひと言お別れをしたいという気持ちだけで、他は特別な感情はあまりなかった。でも、アニプレックスのアニメ版グインのプロデューサーの魂の叫びのような言葉を聞いたとき、それがやたらと自分の心の奥に近しい響きを持っていて、自分でも意外なほど、グッと目に涙が溢れてきた。やはり、20年以上もつきあい続けた時間の重みは、一読者の立ち位置の自分にも、深い心の柱を立てていたらしい。
 
周りの人たちは、みんなたくさんすすり泣いていて、そして、あらゆる世代の人たちがいて、かなしく切なかったけれど、なんだかあったかかったな。作家(田中芳樹)、編集者、プロデューサー、ピアノの先生、みんなの言葉も、無念さがにじみ出ていたけど、その分、積上げた時間をかけがえのないものにするためにこそ、自分たちの生を謳歌しようという気持ちに満ちあふれていたのを感じた。みんな本当にあの人のことが大好きだったんだろう。
 
最後に献花をして、会場から出ようとした時に、ふと多くの人たちが出口前に立ちすくんでいるのが目に入った。人々は、みんな顔いっぱいに名残惜しい気持ちをあらわにして、その視線は真っ直ぐに舞台の遺影向けられていた。
 
自分はきっと、遺影を見つめる多くのあのまなざしを、一生忘れることはないだろう。
 
「僕の人生に物語を下さってありがとうございます」
 
今日の日はさようなら。
また会う日まで。
 
 
 
日曜日は、ついったー仲間と二人で、高尾から底沢峠まで縦走した。
 
トレーニング目的でもあるので、あえて荷物を重めにして行ったのだけど、以前よりも山歩きの足腰が出来てきているらしく、最初に比べたらずいぶん快適に歩けるようになってきた。あと、山域に慣れてきているのと、地図読みの勉強のかいもあって、地形の見方もずいぶん変わってきて、尾根と谷、その範囲と方角などを広いイメージで捉えるようにもなった。GPSを使わずに、頭の中で自分が歩いている位置を立体的に掴むのがとても楽しかった。山は五感で味わうものだしね。
 
実は非単独の山歩きは初めて(笑)で、歩きながら久々にたくさん話をすることもできて楽しかったな。おかげで、ずっとためらっていた、城山名物のかき氷(日本昔話盛り(笑))も挑戦しできたし。こんな風に、人と山の面白さを共有できるのは、やっぱりうれしいものだと思う。もっともっといろんな人とも山に行ってみたくなった。
 
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今の気持ちとしては、すぐにでも奥多摩の山へ行きたいところではあるけど、まだしばらくはとにかく体力作り。目標は、1日で高尾~陣馬までの縦走を往復できるようになること。またできればそれを2日連続で続けられること。
 
やりたいことは山ほどあるんだけど、とにかくしばらくはそれだけに集中して、これから毎週山へ行くことにした。一にも二にもまずは基礎体力。夏の間はそれで身体を鍛えて、8月末頃に夏休みを取って、奥多摩と6月に行きそこねた丹沢の鍋割山へ行く予定。
 
そして身体を作ったあとの9月からは、東京都山岳連盟のトレッキングスクールへ通うことにした。現在、個人会員への入会を申請中で、当面は9月から来年の5月末までの3期受ける予定。またそれとは別に雪山教室とかもできるかぎり参加するつもり。もともと青森育ちで、子供の頃、よく父親と春スキーで雪の八甲田山をスキー担いで登り、一面に樹氷が立ち並んだ雪原を眺めたり、滑り降りたりしてましたからね。雪山ははなから行くつもり満々です。
 
こうなったら、とにかく脇目もふらずにまっしぐらなのです。
 
 
・・・ていうか、誰か山行きたい女子いません?(笑)
高尾・陣馬の縦走路は、とっても素敵な女性やカップル達がいて、いつもきゅーんとなるばかりでさ(笑)。

鰻日和

さーて、今夜も風呂入る前にダラダラと下らないことでも書くかな。
 
最近は山のことしか頭にないようなこの日記なんだけど、日常生活から実は全くそのまんまで、いつも次の登山の事で頭がいっぱい。通勤はエスカレーター使わず常に階段だし、電車に乗れば席には座らず立ったまま読図本を読んで勉強したり。
 
読図と言えば、デジタル人間としては、ガーミンとかのたっかいGPSを買うのが一番だってこともあるんだけど、でも所詮は機械だから(笑)、それがあればおkってことでは全くないんだと思うんだよね。だいいち電池が無限に使えるわけじゃなし、そもそも地形図をきちんと読んで状況を推測できんことには常に出たとこ勝負になってしまって登山計画立てられんわけだしね。素人考えながら、読図は登山の必須スキルだと思ってるので、GPSはそれができたあとってことで。むしろ気圧計とか高度計とかついてる、カシオのPRO TREKの方が欲しいかも。秋ぐらいには1000メートル以上の深い山へ少しは行けてるだろうし、自分への誕生日にでも買おうかと(笑)。あと、読図って最初はいまいち興味が湧かなかったのだけど、読み方が少しずつ分かってくると、山の写真からすぐに地形図を想像したりできて、意外に面白かったり。
 
あと、このあいだ好日山荘に行ったときも思ったけど、どうも登山ショップって苦手。行って、いろんなギアを見るのはすごく楽しくて、嬉々としながら物色するのだけど、どうもあの店員の人とか登山経験者の人の説教くさい物言いがどうにも慣れない。ある時、若い女子が一人用のテント泊装備一式を買い込んでて、登山経験はたくさんあって今回から「テント泊デビュー」である話をレジで店員から聞かれてたんだけど、「確かに楽しいけど、でもかなり大変だからねー。こうこうこういうこととか、いろいろ注意しないとならいからねー」ってことをいろいろ言われてて、なんだかなあって思った。大変なのなんか承知の上じゃんか。それでもやりたいって思ってチャレンジしようとしてるのに、なんでそういう風に説教じみた言い回しするん?もうちょっと応援するように言ってくれたっていいと思うんだよな。いやもちろん、その人は親切心で言ってくれてるんだし、自分もその言葉にはいろいろ助けられて、自分に合ったいい装備を買うことが出来ているから、基本的にはすごく感謝しているのだけど、どうしても、話し始めるときは条件反射的に、微妙に躊躇しながら声をかけてしまう。
 
まあでも、店内を見るとちょうど富士登山キャンペーンで、登山靴から初めてな人がたくさんやってきて、大量に装備をどかどか買って、不安だからといって酸素ボンベもバカスカ買っていく所をしょっちゅう見かけてるってことも影響してるとは思う。装備って一口に言っても、富士山に登るには、ウェア自体3段階くらい用意しなきゃならないし、他にもたくさんいろんなモノが必要だから、それを教えるのに、いちいちいろいろ言わないとならないってこともあるんだろう。
 
しかし、初登山で富士山っていうキャンペーンの対象になるお客さんは、ショップにとってはすごくおいしいっていうのは分かるんだけど、先日も新5合目で巨大な落石があってキャンピングカーぶち抜いて、一人亡くなった事故があって、つまりは富士山ってそういう場所だと思うんですよね。そもそも3000メートルを超えるとなると高山病も発生する場合があるんだし、登ってる途中で具合が悪くなったら、その場でもう下山しなきゃらないような場所(といっても、その判断や決断を下すのはなかなか難しい)な訳で、キャンペーンとしては確かに大きい看板なのは分かるけど、ホントに素人の人たちに薦めていい登山なんだろうかと思ってしまう。
 
ところで、酸素ボンベって、富士登山には必須っていろんなところで説明されて、たくさん買ってく人を見かけるけど、あれって本当にいいの?確かに一時は楽になると思うけど、むしろせっかく高所順応しようとしてる身体に対して、それを妨げることになってしまうように思えるんだけども。
 
 
そう言えば、早めに梅雨が明けてくれて、わーいこれで心おきなくどかどか登りに行けるぞって季節になりましたね。同時にスズメバチもどんどん活発になりますけれども(笑)。
 
今日みたいな天気の日は、お昼に銀座で鰻を食いたいような気持ちになりまする。
しっかり食ってスタミナつけて、また日曜日に高尾へ行きますですよ。身体が締まってきて減量が進んでも、スタミナは落とさないようにするという難しいことにチャレンジ中。
 
別の話を書こうと思ってたのに、結局こんなネタで終わりという(笑)。

亡我への道

たかだか8時間歩いて3つの山を越えて、857メートルの山の頂上に立っただけでも、世界の広さを実感する。1時間半かけて軽装で登った1208メートルの時はいまいちよく分からなかったけれど、山と向き合う時間が長いほど、それは自分の前に確実に広がってくるかのようだ。
 
陣馬山の山頂から、遠く奥多摩や富士山の方まで続く大きな山々を見ていると、自分の自我なんてクソみたいなものだなとつくづく思う。
 
「山は死ぬ場所じゃない」なんてことをどっかのブログか何かで見たことがあった。だから、安全に山を楽しめるように、キチンと装備を整え、準備を怠らず、肉体を鍛え、訓練と経験を積むのが大事なんだという話なのだけれど、どうしても自分はその言葉に強い違和感を感じる。それはレジャーなんだと。だから常に安全に、楽しみに行かなければならないのだと。
 
でもそうして、あんな大勢の人間達が、全員熊鈴をつけて、まるでお祭りみたいにじゃらじゃらと大きな音を鳴らして山を歩くのはどうなのさ。もしものことがあったら、自分以外の多くの人たちにも迷惑がかかるから、そういうことを考えて熊鈴つけなきゃとかいうのもどうなのさ。人間に危害を加える存在は、山にとって余計な存在なの?その存在が住む領域に、土日祝日の度にお祭りみたいにじゃらじゃら音を鳴らして入ってくる人間は、客観的に見てどんな存在なの?そんで「死ぬ場所じゃない」って言って、レジャーレジャーって楽しむっていうのはどうなのさ。
 
別に熊鈴を目の敵にしたり、熊鈴は付けちゃダメだと言っている訳じゃない。でも、先日、神戸の有馬温泉に行った帰りに立ち寄った王子動物園で、本物のツキノワグマとヒグマを見たとき、はっきりと思った。こんな生き物が普段住んでいる場所に入っていくのは自分から死にに行くようなものだって。そして偶然鉢合わせて、運悪く殺されてしまったとしても、それは文句は言えないだろうって。だから、山は、頑張らなければ死んでしまう場所だし、どんな低山であろうと、いつ何かが起こって死んでしまっても、何ら不思議はない場所なんだと。
 
高尾から陣馬の縦走路だって、ちょっとふらついて尾根から転落したらただではすまないし、途中の景信山方面からの堂所山の山頂への登りだって、かなり集中していないとすぐに落っこちてしまうような危険な場所だ。そういう場所であることの認識を、装備と技術と経験で隠蔽することは、なんだか本来の目的から大きく逸脱してしまうような気がしてならない。
 
何が言いたいのかというと、歩けば歩くほど、登れば登るほど、自分の存在の弱さと小ささ、そしてそれにいかにしがみついていたのかが激しく分かってしまうのだなあと。
 

トウキョウトレイル2 高尾山~陣馬山縦走

行ってきました。チャレンジ・ザ・トウキョウトレイル2。高尾山~陣馬山縦走です。今度は大成功でした。
 
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ずっと週間予報では雨で、前日も雨マークでしたが、今日になってみると素晴らしい天気になってすっかり登山日和でした。今年最初の蝉とひぐらしの鳴き声を陣馬の山で聞きました。
 
まるで陣馬山が微笑んでくれたかのように、抜ける空の下、山頂に立つことが出来ました。たどり着いた時はすごい爽快感で、今まで感じたことのないような喜びでした。
 
本当に気持ちよかったです。
 
今回のタイムテーブルは以下の通りです。
途中でGPSの電池が切れてしまい、ログが分断されてしまいました(笑)。やはりアルカリでないとダメですね。
 
朝8:15に高尾山口を出て、14:45に陣馬山頂、16:15陣馬高原下バス停でした。休憩やお昼ご飯を入れてちょうど8時間の山歩き。今回はまき道を使わずに、途中の小山も全て縦走しました。
 
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前回より急がず歩いて割とちゃんと休憩も取ったつもりなのですが、ペースは少し上がっていました。やはり少し体力がついたようです。足腰は最後までちゃんと持ちましたが、さすがに20キロ近い歩きだったため、陣馬山からの下山時は少しガクガクきていて、ちょうどピッタリぐらいの感じでした。今回はT型グリップのシングルトレッキングポールを買って持って行っていたのですが、やはり最初のうちから頼るのはよくないと思い、結局ザックにくっつけたままで使いませんでした。
 
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それにしても、今日は本当にいい天気になってくれて、ずっと楽しくてしょうがなかったです。上の写真の左は、高尾山頂からですが、奥の方にうっすらと富士山が見えてくれてました。右は景信山の茶屋でお昼のおにぎりと一緒に食べた、なめこ汁と山菜天ぷら。これが本当に美味かった。大した食事ではないはずなのに、いわゆるグルメなお店で食べるご飯よりも全然おいしくて、うんうんうなづきながら食べてました(笑)。
 
さすがに20キロ近く歩くといろいろなことが分かってきます。とにかくまずは、足腰についてはまだ全然できていないということ。もしも仮に陣馬から下山する時に道に迷ったり、ルート選択を誤ったりしたら、もう体力的にリカバリすることは不可能に近かったです。ましてやそんな状態で熊に出会っても(笑)、走ることすらできなかったかも。そのくらい力を使い切っていました。体力がなくなって自分の身体が思うように動かなくなることって、想像以上に行動から自由を失ってしまうということが分かったことも、今回の大きな収穫です。
 
あと、自分は汗っかきで、水分を多く取る体質であるということ。これはまだ体力が伴っていないということの現れでもあります。今回は、陣馬へ行く後半は、尾根に涼しい風が吹いて気持ちよかったのですが、そこにたどり着くまではかなり暑くて大量に汗をかき、景信山でのお昼のあとに上だけアンダーも含めて着替える必要がありました(ウェアは速乾性のものでした)。発汗した分だけ、水筒の水分を残しておいて、茶屋で飲み物を買って飲んでいたことも今回の反省です。日帰りならできれば水筒だけでしのげるようになりたいところ。
 
また、歩いている時の意識の持ち方ですね。やはり気合いを入れすぎると妙な力を使ってしまいますが、我を忘れて気持ちが発散している状態で黙々と歩いてると、ペースも速いし、足のスタミナも持つような感じです。
 
この高尾~陣馬のルートを基本に、当分は、いろんなルートを使って足腰を鍛えて体力を養おうと思ってます。このルートから西側に下山するとすぐに相模湖付近に抜けるので、そっちも行ってみたいですね。あとは、力がついてきたら2日間連続日帰り登山とか、高尾山の夜間登山とかもやりたいです。そして、トウキョウトレイルでの近い目標としては、民宿の泊まりを挟んで、陣馬山(857メートル)から三頭山(1531メートル)まで歩いてみたいです。
 
歩けば歩くほどやりたいことが増えていきますね。
 
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お別れ会

早川書房からハガキ来た!!わあい!!!
 
栗本薫さん、お別れの会
http://mainichi.jp/select/person/news/20090619k0000e060065000c.html
 
抽選に外れたと思ってたので、すごくうれしい。よかった。
これできちんとお別れすることができる。
 
 
エヴァ破は、さっそくスカイプのボイスチャットでネタバレ全開の語り合いを始めてます。タイムライン上では他にも語りたい人たちがいるようなので、これから断続的に行う予定。IDは、 sunadori_ です。音声と同時は厳しいとは思うけど、文字チャットだけでも全力で受け付けます。
 
たけくまメモでもネタバレなしで書かれてたけど、やっぱとんでもなく凄い作品だよ!
 

破!

行ってきた。
大したことは書いてないのだけど、ネタバレの影響が嫌な人は先を読まない方がよいと思う。
 
観ることは造ること。それはみんなの権利だから。
 
 
 
 

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