くぐつ島生活記

山登りは自分で学ぶ。本をたくさん読む。それが生活のきまり

Month: 8月 2009 (page 1 of 2)

「イントレ」

午前3時半に起床。
 
台風が接近中だったのだが、天気は特に問題なし。日中の雨はわずか程度の予想。気温がかなり下がったくらいで、防寒さえしっかりしていればコンディションは悪くなかった。しかし、前夜の食事のタイミングが影響してあまりよく眠れてなかったことと、体調がイマイチだったこと、そして登り行く時に必ずあるはずの緊張とテンションの高まり具合が切れたことがあり、午前4時半に三頭山登山は中止を決定した。
 
このところ3週連続で30キロ近く歩いていたこともあってか、精神的にも少し疲れが溜まっていたらしい。よく考えたら、ここ1ヶ月半の間で、ちゃんと家にいて休んだのは1日か2日ぐらいだった。その後の天気が予想より悪くない雰囲気だったのが少し残念だったけれど、でも気持ち的にはすっきりしていた。
 
というわけで、たっぷり二度寝して、たまりにたまった家事を久しぶりに一気に片付け、伸び放題だった髪もばっさり切って、ゆっくり時間をかけて筋トレを行って、のんびりとF1の生中継を見た休日だった。
 
若干心配なのは、前日を炭水化物を溜め込む日にしていたので、多くカロリーを摂取していたのがリバウンドになるかもしれないこと。まあまためげずに落すしかないんだけれども。ちなみに5月末から8.5キロ減まで来ている。当面の目標はその倍。
 
今週は、ひとつ大きなお楽しみと決断がある。
初めて踏み込む領域なのでドキドキワクワク。
 
 
それにしても、自分は全然信用されていないのだなあ。
どこにぶつけていいのやらとても困った。
 
かなりの時間と労力を費やして努力しているのにもかかわらず、理解されないことはいつもつらい。一つ一つの「素人」判断だって、とれほどの調査と分析と検討と考察を重ねていることか。だが、その課程も結果も当然ながら見ているはずもないから、どのような無理解であってもそれは仕方がない。そして、別に見てもらいたいとも全く思っていない。どのみち単独なのだから、やることもその結果も全て自分だけのものだ。
 
しかし、きっとそういったことも登攀の内なる壁としてそそり立ってくるんだろうと思う。先日も実際そんな現象が心の中にあって、それが挫けるきっかけを明らかに作り出していた。たったあれだけのことなのに、自分にあたえられた心理的影響は予想を超えていた。厳しい急登だけが障害になるんじゃないことを、その時初めて知った。
 
だからもう分かった。
 
結局の所、そんなことも全部ひっくるめて登り切るしかないだけなのだ。
 
岳にあった掟。そのうち2つはこう言われている。
 
「困難は自分で乗り越える」
「山では笑う」
 
次の週末は気持ちよく山で笑いたい。

その目的に自らおののく

先週、やっと1000メートル越えを果たして、日曜は1528メートルの三頭山を目指す予定で、ようやく山歩きから登山らしくなってきているのだが、しかし天気はどうも雨らしい。
 
800~900メートル前後の笹尾根を歩いた時に、明らかに空気の違いを感じたのだが、1000メートルを超えてからの雨は当然経験がなく、状況次第では、予定を変更する可能性も検討している。しかも気温もこの日だけ4℃くらい低くなる。着るものにさえ注意すればどうということはないのだろうし、雨も笹尾根から三頭山に登り上げるまでは、木々が茂っているのでさほどの問題はないだろう。
 
しかし自分は臆病なので用心深い。
 
計画通りに行動する場合、三頭山頂のピークを踏んだ後は、さらに北上して、かなりの急斜面で滑りやすいオツネノ泣坂を下るし、その上、奥多摩湖に下山するまでには1000メートルも下る。また、雨というと経験則で反射的にヘビのことを考えるのだが、三頭山周辺はヘビが多く、マムシもよく現れる。攻撃性は低いが、もしも噛まれた場合は10日近い入院となる。そして、雨の場合は問題ないかもしれないが、さらなるやっかいな存在として、スズメバチが挙げられる。高尾から陣馬の縦走路では今のところ出会ってはいないが、この地域から急に出現率が上がる。しかも自分がアブにそうされたように、歩く登山者の周りをぐるぐると回りつきまとうらしい。夏から秋の奥多摩にスズメバチが多いのは有名のようで、終日ずっとつきまとわれた例もある。特にこれから秋にかけては活動のピークになり、攻撃性も高くなってくる。
 
そんなことを諸々考えて恐れおののき、自分で自分に不安の油を次々と注ぎ、憂鬱な気持ちになってしまっても、「行くのを止める」という選択肢だけはあまり眼中にないのだから不思議である。雨とスリップがひどくて、奥多摩湖に抜けるのに困難が予想される場合を考えて、前回のゴール地点である浅間峠から三頭山を目指し、山頂からそのまま都民の森へ降りるルートを取ることまで考えている。そして、雨がかなりひどそうで、三頭山をあきらめる場合でも、高尾から陣馬の縦走くらいはするつもりである。
 
要するに、よっぽどの雨と風でないかぎり、意地でも山には入る腹なのである。
 
とにかく今は時間がない。
土日、どちらかしか山に行けないのはいいとして、山行が一週空くのだけはまずい。これから9月の連休前までに、登れるだけ登っておかなければならない。
 
できるかどうかは分からない。
いやむしろできない確率の方がはるかに高い。規模縮小が関の山だとも思う。理論上は確かに可能でも、登山ほど理論と実践が異なるものはない。またそもそも準備期間が短すぎる。平日は全く時間がないし・・。せめてあと1週だけ余分にほしい。しかも、もともと季節的には不利な条件の方が多い。おそらくこの計画は、2月から3月くらいに実施するのがもっとも最適であろうと思われる。
 
いろんなネガティブな考えが頭の中を支配しているにもかかわらず、身体は確実に準備に挑む方向へ勝手に動いている。最近は、帰宅して地図や地形図をながめ始めるとあっという間に時間が過ぎてしまうし、危険動物に関する知識を学んだり、食料の持ち方、荷物重量と移動可能距離などを考え始めたりすると、本当に寝る時間を忘れてしまう。
 
ダメだと思ったら、その時あきらめればいい。
ただそれだけのことだ。
今はまず、やれるところまでやってみるだけ。
 
 
それにしても、1500メートル越えというと、自分にとっては感慨深い八甲田山とほぼ同じ高さで、いろいろな記憶が蘇る。
 
もちろん、八甲田山は三頭山とは比べものにならないくらい深い位置にあって、いろいろな困難を擁する山なのだけれど。

笹尾根で知る

やっぱり想像力っていうのは、山の険しさに対しては何の役にも立たないものですね。むしろ邪魔な存在でしかないようにすら思えます。勝手な思い込みと慢心が見事に打ち砕かれ、いっぱい勉強になりました。何事もなくちゃんと無事に帰りつけましたし、楽しかったのですが、いろいろヘコまされたところも心理的には大きかったです。負けてうれしい花いちもんめ。
 
日曜は、笹尾根に登りました。
東南側の半分くらい。
 
いつものように高尾~陣馬の往復をせず、トウキョウトレイルの距離をそのまま延ばし、陣馬山頂からそのまま和田峠にいったん下りました。早めのお昼ごはんの後、まず醍醐丸まで登り上げ、そこから、連行峰、茅丸、生藤山、三国山、熊倉山と縦走して浅間峠まで行きました。茅丸のピークで東京における初めての1000メートル越え。そして下りは、浅間峠から北側のルートを取り、上川乗へ下山。そこは東京で唯一の村である檜原村で、初めて訪れた場所でした。山々に囲まれ、きれいな川が流れる美しい村で、そこが東京だとはなかなか実感できなかったです。帰りは1時間に1本しかない(笑)バスに乗って武蔵五日市駅まで行き、そこから電車を乗り継いで帰宅しました。
 
以下、タイムテーブルです。
初めてのルートなので、GPSのログからマップに起こしてみました。各所に時間と地名、標高を示しています。
(クリックすると拡大します)
 
20090823TokyoTrail2.jpg
 
和田峠以降は、山の雰囲気ががらりと変わりました。
 
登りは高尾~陣馬には見られないキツく長い登りが多く、またピークもその多くが険しく、道幅も狭めでした。このルートはやはり秋がシーズンなのでしょうね。ずっと木々が生い茂ってて全然景色が見えず、曇りだったこともあり、終始鬱蒼とした暗い景色のままでした。ピークに生えている木は、ほとんどが背丈が低いため、醍醐丸から生藤山を下るまでのアップダウンが続く尾根筋は、何だか、倉庫の天井近くのキャットウォークでも登っているような感覚でした。
 
まず、正直なところ、高尾~陣馬のフレンドリーな山道に慣れきってしまっていたせいか、そこに至るまでの雰囲気の暗さと、全く誰も通らない登山道の孤独感に醍醐丸を過ぎたあたりからどうやら「飲まれて」しまったようでした。最初はチャレンジ感に満ちあふれていたキツいアップダウンの縦走も、いつしか妙に必死になっていたような感覚が残っています。
 
また、連行峰、茅丸、生藤山までの各ピークは岩場混じりで、それぞれ短いながらも急登が多く、初めて両手も使って3点確保をしながら登りました。重いザックを背負って、しかも高尾からの縦走で足腰も疲れてきている状態の中で、800~900メートル超の尾根を岩や樹木を掴みながら登っていくのは、かなりの緊張を強いられました。特に厳しかったのは生藤山のピークまでの登りで、途中で一瞬、本気で緊張に挫けそうになり、「途中で落ちても仕方がない」というような心理状態に陥りかけました。ですが、すぐにそれを何とか打ち消そうと、必死に岩や木に手を伸ばしていき、最終的には無事に生藤山に登頂できました。しかし、山頂は狭くて全然大したことがないのですよね(笑)。
 
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たぶん、後でもう一度行ってみれば、確かに険しくとも、時間を気にせずゆっくり落ち着いて登れば、きっと何でもない場所なんだと思います(とはいえ、踏み外したり滑ったりしたら尾根から転落する危険は極めて高いです)。ですが、その時点で自分が雰囲気に飲まれてしまっていたことが、おそらくそんな心理状態を作り出したのでしょう。以前に読んだ「道迷い遭難」の本でも、迷ったときの鉄則である「分かる場所まで来た道を引き返す」「尾根に登る」がベテランの登山者においてもなぜかできない様子が書かれてましたが、今回の経験で、それにつながるような心理状態が自分の中にも生まれることを知ったような気がします。
 
生藤山を越えた以降は、アップダウンが厳しかったり雨が降ってきたりしても、緊張を強いられるような箇所はそれほどなかったのですが、別に普通に楽しく歩く精神状態に戻っているにもかかわらず、なぜかまれに何でもないところで身体に鳥肌が何度もザワザワとたちました。今回は初めてのルートに入るため、地形図にいろいろ書き込んで持ってきていたので、とにかく歩くことに集中しようと、チェックポイント毎に細かく読図をして現在地を把握するように努め、それ以降は問題なく歩き切りました。
 
しかし振り返ってみると、始発で家を出て朝の6:25から登り始め、重量は量ってませんが42リットルのザックを背負って休憩も込みで10時間15分の山行、しかも後半の5時間近くは前半の倍以上も大変な登りと下りで、その上、緊張と、事ある毎にたかりに来たアブやハチなどのために、数回の小休止しか取らなかった状況だったわけで、何だかちゃんとそれなりに歩けているのですよね。それはひとえに、ここ1ヶ月くらいの間に累計で100キロ以上高尾と陣馬を行ったり来たりしていたことの結果なんだと思います。他にも、初めてチャレンジした25000分の1の地形図を使っての読図がかなりキチンとできたことや、予定時間より早く上川乗にたどり着いたことなども含めて、いろいろな収穫の多い山行でした。翌日体重が1.5キロ減っていたのも収穫の一つです(笑)。
 
さて今度の日曜日は、計画では、いよいよ三頭山(みとうさん)にチャレンジする予定です。数馬から槇寄山(1188)へ登り上げ、そこから真っ直ぐ三頭山(1531)を目指し、特に身体や時間、天候に問題なければ、そのまま北上して、ヌカザス山(1175)、ムロクボ尾根と下り、奥多摩湖へ抜ける予定です。問題は、ここらあたりからツキノワグマの生息地で、遭遇報告がいくつも上げられているということですかね(笑)
 
以下は、左が浅間峠で出会った巨木、右は下山した檜原村・上川乗の景色です。
 
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夜間下山

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日曜日も高尾~陣馬往復縦走に出かけてきました。今回で3回目です。
 
先週、景信山のじっちゃんが「アブは秋口に出てくる」と言っていましたが、その言葉通り、日曜の山は暑かったのですが、風はすっかり秋の香りに充ち満ちていました。日差しがきつくても、尾根には冷たい風が吹いて、湿度もとても低く、今までで一番快適な山歩きでした。そのせいもあって、行き交う人の8割はトレイルランナーで、しょっちゅう道を譲りながらの山歩きとなりました。
 
アルバムその1
http://picasaweb.google.com/sunadori.09/2009081602
アルバムその2(夕暮れの夏富士@高尾山頂)
http://picasaweb.google.com/sunadori.09/20090816
 
以下タイムテーブルです。
 
■往路
08:15 高尾山口発
12:45 陣馬山山頂着
(休憩65分)
■復路
13:50 陣馬山山頂発
17:10 高尾山山頂着
(日没待ち2時間20分)
19:30 高尾山山頂発
20:25 高尾山口着
 
往路 4時間30分(内途中休憩17分)
復路 4時間15分(内途中休憩26分)
(昼休憩と日没待ち時間は除く)
 
前回より往路は25分、復路も25分早くなっています。今回はザックの容量を20リットルから42リットルにして、重量も増やしていますので、それも含めるとだいぶ進歩してきているようです。そして、予告していた通り、今回は復路で夜間下山を試みました。早い時間に高尾山頂に戻ってきてしまったので、しばらくは休憩しながら山頂から携帯でついったーをしつつ日暮れを待ち、真っ暗になってからヘッドランプひとつで稲荷山コースから下山しました。
 
下山開始直前に、真っ暗で誰もいない山頂にトレイルランナーが現れて驚かされました。声をかけてきたので少し話したのですが、いつも夜にトレーニングしている人なのだそうです。曰く、「え?だって昼間だとハイカーの邪魔になっちゃうじゃないですか」とのこと。そこで昼間大勢の人が走ってますよと言ったら、本気で驚いてました(笑)。とってもいい人です。お陰でいろいろと夜の高尾に関する情報ももらうことができました。危険動物は特にいないそうで、まれにタヌキが登山道付近に現れて、目が光って見えることがあるくらいとのこと。
 
夜の山を走ることについても聞きましたが、もちろんいろいろ大変なことがあるそうで、一度6号路でザブンと沢におっこってしまい(笑)、真っ暗な中でザックに入った水を排水したりしたことがあったり、転んで地面の凹凸を見るためのペンライトを放り投げてしまい延々ヤブの中を探したり、山中でベンチに寝ている人に突然出くわして、肝を冷やしたりしたことがあったとか。
 
それから、「夜の山は絶対楽しいですよ。どうぞお気をつけて」との言葉を背に、稲荷山コースへ一人で入りました。以下は、左側がカメラのフラッシュで撮った画像で、右側はフラッシュなしの画像です。右の方は実際はもう少し明るいです。
 
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さすがに何度も登り降りしているルートなので、視界の範囲に慣れてくると不安は徐々になくなり、むしろ興奮した気持ちで歩きました。なんでしょう、怖いと思う気持ちが楽しいプレッシャーになってくるような心持ちでしょうか。途中で、よせばいいのにわざわざ「ブレア・ウィッチ」の映画を思い出しちゃって(笑)、自分で自分の背中に冷や汗を流したりしました。なんというのび太体質というか(笑)。登山道には多くのコオロギたちが出ていて、自分の移動とともに前方へジャンプするので、何だか彼らを引き連れて歩いている感じになります。立ち止まると、すぐにヘッドランプのところに蛾が集まってくるので、あんまりゆっくりはできません(笑)。当然ながら、周辺の景色は全く見えないので、地形図を見ながらでないとルートファインディングできない場合は移動は不可能ですね。高尾のように登山道が明瞭ならよいですが、奥多摩などではまず難しいと思われます。まあ通常そういう場合はビバークしかありません。
 
途中、安全な鞍部で立ち止まり、思い切ってヘッドランプを消灯して見ましたが、あまりに闇が深くて衝撃を受けました。自分の足元どころか手すらも見えない完全なる真の闇。もちろん全く歩くことはできません。それは自分の想像をはるかに越えていました。何事もやってみるものです。ヘッドランプが、高尾程度のハイキングでもいかに必需品かがよく分かりました。前回、サンダルで日没前に稲荷山コースを下山しようとしていた女子二人に声をかけてやめさせましたが、それは本当によかったと思い知りました。きっとあのままだったら途中で立ち往生して、高尾警察署の山岳救助隊に頼ることになっていたことでしょう。
 
わずか1時間足らずの夜間下山でしたが、すごくドキドキして楽しかったですし、いろんなことをまた学びました。登山口に降り立ったときはかなり興奮していて、やり切った達成感に満ちあふれてました。下から見る切り立った真っ黒の山は、いつもは怖い存在でしかありませんが、その中の世界が少し身近になりました。
 
この日は、夜間下山のほかにもいろいろなことがありました。
 
前回は撮れなかった七色のニホントカゲの撮影に成功したり、日没を待っている間の高尾山頂から見えた富士山が素晴らしく綺麗で、その幻想的な雰囲気に心底感動したり、初めて使ったハイドレーションが快適だったり、「孤高の人」に書かれていた歩き方を実践したら実にこれがうまくいったり。景信山のじっちゃんにやっと顔を覚えてもらったり(笑)。
同じ縦走路でも本当に飽きません。
 
また今度の日曜も、高尾から山に入りますが、今度は往復せずに、まっすぐ距離を伸ばそうと思います。
久しぶりの未知の領域。とっても楽しみです。
 
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孤高の人

「アンブロークンアロー」を(とりあえず)読み終わって、今はついに新田次郎に手を出している。「孤高の人」。7月に有馬温泉に行ったついでに六甲山に車で立ち寄っていたのだが、小説の冒頭からいきなりその神戸と六甲山脈が舞台で、偶然とはいえ何となく縁を感じてしまったり。
 
このところはずっと、一人で仕事して、一人でメシ食って生活して、週末は一人で山に登っている。仕事で誰とも話さない日は、一言も口をきくことがない。
 
インプロの活動を縮小したこともあって、ますます一人の時間ばかりになってきているけど、でも毎週土曜も本当は全部山の時間に使いたいくらいで、もはや一人かそうでないかはどうでもよくなってきている。9月からは土日がたっぷり使えるようになるから、今はそれが待ち遠しい。その後は、当分の間ずっとそんな感じで一人の生活だろう。以前はあれほどまでに耐え難いと思っていたのに、今は割と普通。別にそうしたくてそうしている訳ではもちろんない。山も、行きたい人がいればいつでも連れて行きたいと思うし。いい意味でこだわりがなくなったのかもしれない。
 
 
もう気持ち的には、陣馬の先の笹尾根の山々や、さらには当面の目標である三頭山(1531m)へ早く行きたいのだけれど、でもまた週末は30キロ往復縦走トレーニング。次はザックも大きくして荷物も奥多摩へ行く時の重量にするつもり。そんで、今度こそ夜間下山もやる。
 
高尾から稲荷山の下りは何度降りてもやはりそれなりに難所だと思う。そこを一人で真っ暗闇の中降りてくる。
 
闇の中の孤独は間違いなく怖いだろう。
でもその分だけ楽しくもあるだろう。

輝く七色のトカゲ(リンク先修正)


 
輝く七色のトカゲというと、なんだかインプロのタイトルみたいですが、確かにこの目で見ました。景信山からの往路のヤブを歩いている時に足もとにいたのです。太陽に光って輝くような七色に光っていました。すぐに逃げてしまったので残念ながら写真はありませんが、こんなようなヤツ(ページ中段に写真)で、ニホントカゲというそうです。自分が見たときは太陽の光をいっぱいに浴びて、凄く綺麗でした。
 
というわけで再び行ってきました。高尾山口~陣馬山の往復縦走。おおよそ30キロの踏破。往路は朝7時45分に高尾山口を出発して、12時40分に陣馬山頂。13時50分に陣馬山頂出発で、18時30分に高尾山口下山でした。往路は4時間55分、復路は4時間40分。どちらも前回より10分程度縮まっています。帰りは大分暗くなったので、途中からヘッドランプで降りてきました。
 
前回よりは身体が少し出来ていて、前半は割と調子よく歩いていたのですが、曇りとはいえ、やはりかなり暑く、しかもずっといい風も吹かなかったので、前回よりも倍以上汗をかきまくりました。
 
いつも足もとが泥だけになるので、今回はスパッツを装備して行ったのですが、結果としてこれが最悪の事態を招きました。足もとの汗を気化させることができなくなってしまい、往路の景信山にたどり着く前あたりから靴の中が汗でびしょ濡れになりました(笑)。茶屋で靴を脱いでみたら、いつもはカラカラのパイネのウールソックスが絞れるくらいにびちょびちょで、いつも換えのソックスなど持ち歩くはずもなく、その後もかなり難儀することになりました。いやー本気で落とし穴。足も水分のせいで登山靴の中でのホールドが若干イマイチになり、かなり疲労することになりました。
 
あと、今回難儀したのがアブ!
高尾に登り始めてからすぐにずーっと自分の周りのギリギリをまわったり、延々とすぐ後ろをブンブン着いてきて、最初は刺されるかと思ってパニクりそうになりました。自分の身体に何か引き寄せる要素があるのかと思ったら、前を歩いていた登山者の後ろにも延々と着いてまわるアブがいて、なるほどそういうものなのかとやっと分かりました。
復路で景信山の茶屋のじっちゃんに聞いてみたら、昨日くらいから大量発生しているとのこと。秋口になると増えるらしいです。そして、アブの場合はハチと違って口で刺して吸うらしいので、休憩中とか、外で寝ていると確実にやられるそうです。なので、人が歩いている間は、刺そうと思いながら周りを飛んだりついて歩いたりするけど、特に問題ないとのこと。
 
いやそれにしてもですね、あまりにも自分の前のギリギリを何度も回るのでイチイチ驚かされたり、しかも顔に激突したり、さらには目測を誤ったのか(笑)、耳の穴に突入しようとしたりして、さすがに悲鳴をあげてしまったり(笑)、小休止で水を飲もうと思ったときにもしつこくブンブンまとわりついてきたりして、途中何度か休むのをあきらめたり、いろいろと面倒が多かったです。ずーっとブンブン着いてきてる音がしていたので、未だにそれが耳に残ってます(笑)。
 
まあそんなのも、楽しみのうちなんですけどね。
 
身体の方は、前回のような筋の痛みとかはなく、特に自分を全力で励ます必要も、トレッキングポールも使うこともなく帰ってきました。ですが、そのかわりに前半とばしすぎたせいもあって、下半身が激しく筋肉痛で、まだまだ山の身体ができてません。特に筋肉に持久力がない感じがします。まあまだ往復縦走2回目ですからね。これからどんどん歩きに行きます。
 
しかし自分の汗のかき方はちょっと問題な気がします・・。
水分少なめにしたいのに、結局脱水させないようにガツガツ補給してるし・・。茶屋がない山に行くためには、もっと体力をつけないと。そろそろランニングの時期かもしれません。
 
それにしても、何だかんだと大変な往復でしたが、無事に達成できたし、ホントに楽しかった!
 

アンブロークンアロー

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風
 
まだ半分くらいしか読んでないけど、あまりに面白くて書いてみた。
 
前作「グッドラック 戦闘妖精・雪風」からの10年ぶりの続編。
 
まったく、ゾクゾクする。
ここまで自分好みの小説は他にない。
 
この表紙の絵を見ただけでも卒倒しそうになるくらい。
 
これやっぱアニメとかにはできないね。いやすでに完結しているアニメ作品があって、それはそれで良くできているとは思うけど、今度のヤツは完全にムリ。映像化は不可能。仮に誰かが作ったとしても、自分が今読んでて見ている世界は、本当に自分だけのモノ過ぎて、他者が作ることはほとんどないだろう。
 
いやでも本当に面白い。
というか凄い。凄すぎる。
 
マシンと人とがお互いを必要とし合う関係を見いだした、というお話が、それをもっと超えた先に突き進んでいる・・。
 
 
自分は、なんて面白くて凄い世界に生きているんだろうとつくづく思うよ。
 
人間という生き物として生き続けることが、こんなにも楽しく、ワクワクしたものに感じられるなんて。
 

やりたいこと

なんだか本当に週末の度に天気崩されてムカムカしてるんですが、ついに南シナ海に台風が登場したり、ウェザーニューズの予報でも熱帯低気圧が発生しやすい状況が続くとかで、マジホント頼むから週末だけは天気崩れないで下さい神様お願いしますって感じです。今まででは有り得ないくらい週間予報と天気図と首っ引きの毎日。
 
自分の場合は、本当に凝り性で飽きっぽい性格なので、今こうして山にのめりこんでいたとしても、ある日突然、あっさり熱が冷めていることはよくあります。ですが今回は、ハマリ方の勢いが今までにないってこともさることながら、もう一つ、心の大半でこれは絶対に冷めたくないって強く願っているということがあり、とにかく今は山を歩く時間を多少無謀でもいいから、急激に増やしたいと思っています。単なるちょっとしたハマリ熱に見えているような今の状態を、山を登ったり歩いたりした実績と経験にしていくことで、強烈な確信に全部換金してしまいたい。未だ、高尾から陣馬を往復した程度で、ちゃんとした登山をしたというには全くほど遠い状態であるにもかかわらず、心の中では結構本気で、いつか北アルプスに行きたいとまで思っていたりするので・・。
 
あーもう。
せっかく三鷹にクライミングジムがあることを発見したから、岩登りの基礎体力と身体能力を磨くために、ボルダリングに手を出しちゃおうかな・・。
 
そしたら天気の悪い日は、クライミングジムで汗を流すことが出来るわけだし。そんで、もしかしたら知り合いも増えるかもしれないし。力がついてきたあとに装備を整えてトップロープのクライミングに挑戦する土台にもなるだろうし・・・。そっか。土曜に日帰り登山して、日曜はボルダリングとか、会社帰りに身体動かしたい時とかにもできるのか(笑)。うーむ。

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