くぐつ島生活記

山登りは自分で学ぶ。本をたくさん読む。それが生活のきまり

Month: 12月 2009 (page 1 of 2)

忘年山行

昨日帰省しまして、実家なうです。

先週末に仕事納めをしてからは、たまりにたまった家のことや事務処理などを片付けていたのですが、一昨日、久しぶりに高尾山から陣馬山まで歩いてきました。今年の登り納めということで、いわゆる忘年山行ですね。

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6月から高尾を登り初めて、初夏、夏、秋、冬と高尾-陣馬縦走路を見てきましたが、やはり今の冬が一番いいですね。

何よりも、茂っていた緑がすべて枯れ、山の見通しがすばらしく良好で、逆に山がキレイに見えました。昨日歩いて、初めて山の形を知った場所まであるくらい。

秋は、恐ろしく混雑していましたが、さすがに今の時期は人が少なくて、紅葉の時にぎゅうぎゅう詰めになっていた高尾山頂も閑散としており、終日ずっと、静かな山をたっぷり楽しむことができました。コンビニで鍋焼きうどんを買っていって、景信山の山頂で、冬晴れの東京を一望しながら食べました。動いていないとすぐに寒くなるので、うどんなんかはとてもあったまっていいですね。周りの人たちのうらやましそうな目にちょっと優越感を感じました(笑)。こういうのはやったもん&運んだもん勝ちです。

ずっとこの高尾と陣馬を行ったりきたりしましたが、最初はヘトヘトになりながら陣馬へたどり着いたり、美しい夕焼けの富士山を見たり、夏休み中に思い立ってナイトハイクをして朝まで恐怖と戦い続ける山歩きをしたりしたので、冬の寒い陣馬山頂に立った時には少し感慨深いものを感じました。この縦走路で、今年は本当にいろんなことを学びました。今の自分の大半は、この縦走路で身につけたことに支えられています。誰に言ったらいいのかわかりませんが、感謝の気持ちでいっぱい。山にありがとう。

今年は本当に、山登りを発見した年でした。
その一言に尽きます。

来年は、いよいよトウキョウトレイルにチャレンジしたいですし、実家に帰ってきてから父親から八甲田山の話を聞いてすっかり登りたくなってしまったり、丹沢山塊もまだまだ登ってないところがたくさんですし、夏の富士山も絶対に登りたいですし、またトレッキングスクールの山行も続きます。

もっともっとどんどこ登っていきたいです。取り急ぎ東京に帰ったら、3日に奥多摩の大岳と御岳山に登ろうかと考えています。ちょっとした鎖場つきの岩場もあるそうなので、今から楽しみです。

どうぞよいお年をお迎えください。
 
 

一周年振り返り

そういえば、この島に移り住んでから1年経っていたのだった。
早いねえ。そしていやだねえ(笑)。

久々に去年の12月からのエントリを読み返してみたら、そういえば、今年は春に旧宅を引き払う大仕事(笑)をしていたのだった。何だかそんなことも随分前のような話に思ってしまうんだけど、でもやっぱり何と言っても、見事に5月を境にして、登山関係のエントリが一気に増えていることには、本当に我ながら笑ってしまう。

ちょっと前までは、インプロインプロ言ってたのに・・ねえ?

ちょうど1年前の年末のエントリの中にも、「来年は山ごもりのような年?」なんて書いてたりして(笑)、今更ながらびっくりしてたんだけど、本当に登山なんて全く眼中になかったのに、この劇的な変わりっぷりは、自分でもおかしく思ってしまう。

やっぱり、5月に天川に行ったのは、とても大きな出来事だったんだろう。振り返ると、あれを境にしていろんなことが変わってしまった気がする。本当に行くべくして行ったというのはこういうことなのだろう。

インプロのスタジオで、先生が別の人と天川の事を話しているのを横で聞いて、そしてなんとなく行きたくなって自分で天川に行って、天河弁財天神社にお参りして、神社の朝拝に出て、民宿に泊まって、虎杖(いたどり)との不思議な因縁に出会って、そんで、民宿のご主人にすすめられて、観音峯の展望台(1208メートル)に、ジーンズ、スニーカー、ショルダーバック、ペットボトル1本という、今では信じられない軽装で(笑)しかも単独で登って、汗だくになって、息をゼーゼーいわせて、足がガクガクになりながら、あの360度全部見渡せる大展望から、吉野から熊野に至る大峯奥駈道の広大な山々を前にした瞬間、全てが変わり、全てが始まったのでした。

去年久しぶりに実家へ帰ったのも、インプロやってたのも、ついったーはじめてたのも、Mixiから離脱してこのブログ作ったのも、旧宅をがんばって引き払ったのも、カメラとかGPS買ったのも、その他いろんなことが、振り返ると全部天川で結び付いたと思う。行った時は全然そんな感じはしなかったのだけど、今はとってもそれを確信してる。

山を始めてからの出会いの中にも、本当に不思議な因縁があって、それもまた天川の結びつきの影響を感じずにはいられなかったりするし・・・。
 
 
登山は、自分にとっては発見だった。
発見。
自分の中の広大な未知の領域を見つけたような。
精神の新大陸発見のような。
そんな衝撃。

まだ終わってないけど、本当に今年は、それに尽きる1年だったと思う。

 
また、来年の連休も天川に行きたいな。

神社にもまたお参りしたいし、大銀杏さんにもまた会いたいし、民宿のご主人と、おかみさんにもたくさん報告したいこともあるし。そして、今度はちゃんと観音峯の頂上と、女人禁制の大峰山・山上ヶ岳にも登りたいし、大嶺奥駈道の一部でもいいから歩きたい。

何よりも、あのつるっつるの素晴らしい温泉にも入りたい。

そうやって時間を重ねていく中で、これからもっといろんなことが起こったり始まったりしていくのだろうと思う。

ゆめうつつ

先日観に行ったグリングがあまりにもよくて、いろんなこといっぱい考えちゃった。

別に、普通にくっついてれば、いろいろ丸く収まって、何の問題もないだろうにね。
でも。人生って本当にうまくいかないもの。

コンプレックスとか、タイミングとか、単なるすれ違いとか、先入観とか、好き嫌いとか、性の問題とか。

本当にうまくいかない。
面倒くさい。
いらいらする。

「すごーい」って、あんな痛々しいシーン、舞台では初めて見たかもしれない。

友達と、本当に泣けてくるよねってご飯食べながら話してた。

でも、それが美しいと心底思う。
そんな痛々しい身体でも、受け入れて立ち上がろうとする姿を見たいと思う、どろっとした欲求が自分の腹の底にある。
欲望丸出しなのに、それをいいことだと肯定しようとする力が、自分の中に働いている。
 
 
・・・だけど、そんなことももう疲れたかな。
 
がんばることはいっさいがっさい放棄したい。

いい芝居見て喜んだり、つまらない芝居見て何かの権利を侵害されたかのように腹を立てたりとか・・・アニメとかマンガとか映画とかに、面白いとかつまらないとかいちいち反応するとか、違う話だけど、いい店を探してネットを検索しまくったりとか、仕事で成長しようとか、いい人でいたいとか、いい人生を送ろうとか。

疲れるよ。

本当に。

んなこたあどうでもいいよ。

そういう意味において、いろんなことを放棄したい。
シンプルになりたい。ありのままでいたい。
がんばらなくて全然いい。

山とか、雪とか、出会いとか、最近読んだ文章とか、たくさん折り重なっている中から、そんな新しい糸をつなぎ合わせるきっかけになるくらい、グリングは本当に真に迫っていた。
 
 
まったく、おかげで、4年前の自分の何がダメだったのか、今頃になってようやく全部分かったよ。
 
 
山は、年内にあと2回くらい登る予定。
忘年会は投げ捨てて、忘年山行するつもり。
 
寒いですね。
メリークリスマス。
 
 

雪山帰還報告

というわけで、雪深い白馬から無事に帰還しました。

いやはや、想像以上にすさまじい大雪で、北国生まれの自分も思わずテンション高くなってしまっていました。家々の軒先につららがあまりなかったので、本当に短い時間に一気に大量に降ったようです。

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山の方は、なんと3メートルもの積雪で、残念ながら山小屋にもたどり着けず敗退でした。
それだけの量の新雪でラッセル体験をしたのですが、入ったとたんに胸まで雪に埋まってしまい、正直言って、5分も続けられればいい方でした。山の上に、別の団体のパーティーが見えましたが、しょっちゅうラッセルを交代しながら登って行ってました。「大雪で行動できない」ということが、実際にどんな状態なのかを身をもって知りました。

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結果としては敗退でしたが、その分、様々な雪上訓練などを行いました。

初日は、その新雪を利用してラッセルや、ビーコンを使用した雪崩捜索体験、雪の埋没体験、雪洞堀りなどを行い、翌日は行き先を遠見尾根に変更して、1、2時間程度で地蔵の頭へ登って降りてきて、その後はアイゼンワークの練習を中心に勉強しました。アイゼンは初めて使いましたが、素晴らしいギアですね。靴のままでは四苦八苦する平らな雪の斜面でも、普通の地面のようにサクサク歩けます。

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気温はマイナス8℃から10℃くらい。風がそれほどでもなかったので、思ったより寒くなかったです。さすがに肌が露出している頬は、風が吹雪くと一気に冷たくなってしまいましたが。目出し帽は薄手のものでしたが、それでも全然有効でした。

様々な雪上訓練を通じて、自分の装備がどのくらい冬山に対応できているかや、装備の不都合など、いろんなことを知ることができて、とても有意義で楽しい山行でした。一度でもこれを経験すれば、奥多摩の寒さや雪などには、ある程度余裕を持って対応できそうに思います。

それにしても、冬の山がこんなに楽しいとは予想以上でした。
ますます登りたくなっちゃってます。

次のトレッキングスクールは富士山5合目。
とても過酷な山行になりそうで、今から楽しみです。

白馬へ。

日付変わって今日ですが、いよいよ八方尾根へ冬山登山に行ってきます。

今週もずっとバタバタしていて、ようやく全部の準備が完了して、寝るところです。
なんだか一気に天気が大雪になってワクワクしています。白馬八方尾根スキー場のサイトを見たら、積雪が120cmに達しているところがあるそうです。

予報では、白馬の気温は最高マイナス2℃、最低マイナス6℃とのことですが、山小屋があるところはだいたい標高2000メートルに満たないくらいの高さなので、さらに気温は下がること必至です。

予算と相談しながら、さんざん考えぬいた装備がどのくらい役に立つか、装着の練習をした12本爪のアイゼンは果たしてちゃんと使えるのかなどなど、いろいろ楽しみで仕方ありません。

携帯がつながれば、またいつものように百景に投稿します。

2009-09-27 仙丈ヶ岳 その2

というわけで前回の続きです。

朝は、確か5時過ぎの集合だったのですが、よく眠れた(笑)みなさんは、さすがに行動が早くて、3時くらいからざわざわと起き出していました。自分は時々うとうとしては、肩や足がぶつかったりして起きるのを繰り返し、結局ほとんど眠れませんでした。まだ初めてということありますが、まだまだ修行が足りませんです。

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2009-09-26 仙丈ヶ岳 その1

もう12月ですよ奥さん!
というわけで、年末年始まで、怒濤の山行記録アップキャンペーンを張ります!(笑)。

いやはや、やっとこのネタに手をつけることができます。初参加のトレッキングスクールで行った、南アルプス・仙丈ヶ岳(3,033m/百名山)。初めてのスクール、初めてのパーティー山行、初めての山小屋泊まり、初めての3000メートル峰登頂などなど、何もかもが新鮮で、驚きに満ちあふれてて、きっと、恥ずかしくも、終始目を輝かせていたことでしょう(笑)。

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おなじみのGPSログから起こしたコースと時間です。7:00過ぎに大型バスで新宿を発って、中央高速を経て伊那市に入り、仙流荘前でバスを下車。一般車両はここから先は通行禁止なので、そこから村営バスに乗り換えて、北沢峠の大平山荘前へ到着。そこから支度を調えて、班ごとに分かれての入山となりました。1日目は、馬の背ヒュッテまでの3時間半程度の道のりで、翌朝早くから仙丈ヶ岳山頂へ登り、小仙丈ヶ岳(2,855m)を経て再び北沢峠へ下るというコースです。
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登山計画について

都岳連仲間とパーティーを組むようになってから、かなり詳細な行程表を作るようになりました。
参考までに自分が独自に作っている表を紹介します。

以下は、専用のExcelシートを作成して、PDF出力したもののハードコピーです。
記述例は先月の鍋割山・塔ノ岳山行。この時は初めてのパーティー山行だったので、エスケープルートの計画表まで別に作成していました。

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まだまだ初心者で、リーダー経験も浅いので、ツッコミ歓迎します(笑)。

追記:
山行当日は、この計画書の予定時間などを、25000分の1の地形図に書き写して、行動中に参照します。
警察署に提出する登山計画書は、基本的には所轄の警察署で作成しているフォーマットに記入して、こちらは提出していません。

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